タロット「力」のカードと射手座新月

どういうわけか「力（Strength)」のタロットカードが妙に気になる今日このごろ。

タロットカードの「力（Strength）」のカードは、獅子座に対応。

私のチャートの獅子座の月がうずいているような感覚が、静かにに増しているのを感じます。

そして、明日、12月20日は射手座新月。

今回の新月は、「新しい可能性に向けての切替」と同時に、その手前にある「葛藤」を浮かび上がらせるようなトーンがあります。

しかも、この新月が起こる射手座の度数は、私のチャートでは１ハウス。
「自己の再定義」「存在そのものの更新」が促されるといえます。

まさに、魂として生きる自分の再構築が迫られるとき、獅子座の月（＝魂）がうずくというのは、ごく自然なことなのかもしれません。

そして、射手座新月の二日後には冬至がやってきます。

冬至は、獅子座の支配性である太陽が生まれ変わる日。

一年で最も闇が深まるその瞬間、光はふたたび息を吹き返します。

まさに、その太陽の動きに合わせるかのように、「意識の刷新」を強く迫られている圧を感じます...。（ここで刷新しないと、立ち行かなくなるような焦燥感さえ伴うほどに...汗）



射手座の矢は、私の内側の太陽に静かに刺さり、冬至へ向けて“再生の火”を灯していくようです。

獅子座の月がうずくのも、その光が内側で動き出している証なのかもしれません。


今年の「大雪」から「冬至」へ向かうこの期間、私の内側ではまるで地殻変動のようなゆらぎが続いているように感じます。

ギリシャから帰国して、もう一月。

旅での洗礼の後に体調が回復したかと思えば、別の箇所の不調がでたりも...。

なので、師走のあわただしさとは距離を置き、かつて過ごしたことがないほどの静かで、沈潜する12月を過ごしています。

タロットの「力（Strength）」は、荒々しい野生の力をねじ伏せるというよりも、そのエネルギーを創造の力、地に足をつけて動かす力へと昇華させること表します。

そこには、信念・忍耐・持久力といった、獅子座の真骨頂である“孤高”へ至るに欠かせない力も含まれます。

まるで、その力を呼び覚ませと言われているようです。

スピリットと人間。
本能と理性。
野生と創造性。

どちらかを排除するのではなく、互いに寄り添い信頼し合う。

内側で再生しようとしている光に、抗うことなく、委ねてしまえばよいというなのだと思います。