私たちのカラダにおいて、血液などの体液が弱アルカリ性であることが、自然治癒力が働きやすい状況であるといえます。
酸性に傾いても、アルカリ性に傾きすぎても、体調不良を引き起こします。
カラダをアルカリ性にする食品の一つである「重曹」は、掃除や洗濯だけではなく、飲むと健康にも良いといわれており、「体調がよくなった」との声もききます。
そして、このコロナ禍において「重曹」は、より注目をあびているようです。
現代人はカラダが「酸性」に傾きがち
カラダは基本的に、生体恒常性によって弱アルカリ性に保たれます。
しかし、現代人はストレスや精神的疲労、食生活の偏りや乱れによって、カラダのpH維持機能が追い付かずに「酸性」に傾いてしまう傾向が多いといえます。
カラダが酸性に傾くと...
カラダが酸性に傾き続けて「酸性体質」になると、
- 疲れやすい
- 新陳代謝の低下
- むくみやすい
- 血行不良
- アレルギー
- 頭痛や関節の痛み
- 自律神経バランスの悪化
- 免疫力の低下
などの状態を引き起こします。
酸性体質になると、体内の汚れが排出できずに血液や血管内も汚れてしまうことで、カラダ全体の機能が低下につながり病を引き起こす原因に。
また、アルカリ性に戻そうと骨のカルシウムやマグネシウムが使われてしまうことで、骨がもろくなってしまいます。
酸性の食品
- 砂糖
- 小麦粉
- アルコール
- 肉類
- 乳製品
炭水化物、タンパク質、脂質に偏りすぎた食生活は、酸性体質になりやすいといえます。
ストレスで、甘いお菓子を食べ過ぎたり、お酒を飲みすぎたりしている場合も要注意です。
アルカリ性の食材
- 野菜
- 果物
- 海藻類
- 豆類
- 漬物類
- お茶
酸性の食材と比べると、ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富です。
こうやって見ると、野菜の煮物やお浸し、味噌汁、焼き魚などの和食はバランスがよく、とても理にかなっている食生活と言えますね。
酸性体質の場合は、アルカリ性の食材の割合を増やしたり、サプリメントでミネラルを補ったりするのがオススメです。
新型コロナウィルスと重曹
pH6.0(酸性)でウィルスは最も安定し、pH8.0(アルカリ性)では短時間で不活化されるようです。
と、いう事は、酸性体質が感染して重症化するリスクを高めている要因であると考えることができます。
アルカリ性のカラダを維持しておくことで自然治癒力もしっかりと機能する上に、ウィルスも不活化されるということは、感染予防対策としてよいかもしれませんね。
尿をpH試験紙で調べると、カラダが酸性に傾いているのかどうかが分かるようです。
すでに、酸性体質の状態であるなら、重曹を取り入れるのもよいかもしれません。