神秘の四角形が天に描かれる2025年の立秋

７月もあっという間に過ぎ去り、本日より８月。

2025年8月7日には、二十四節気の「立秋」を迎えます。
暦のうえでは秋の始まりですが、現実にはまだ夏の盛り。
今年は特に、猛暑（いや、酷暑...）の余熱が長引き、熱冷めやらぬ“持続する夏”を感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、最近は夕立が降るようになったこともあってか、朝方は涼しいことも多く、秋への切替が進んでいるようにも感じられます。

さて、2025年の立秋の日――
夜空には、「ミスティックレクタングル（神秘の四角形）」と呼ばれる特別な天体配置が、静かにその輪郭を浮かび上がらせるようです。

ミスティックレクタングルとは、180度、120度、60度の３つのアスペクトで形成される。

火と風が織りなす神秘の四角形

今回のミスティックレクタングルは、次の4天体によって構成されています：

• 獅子座の水星（8ハウス）
• 天秤座の火星（9ハウス）
• 牡羊座の土星・海王星（3ハウス）
• 水瓶座の冥王星（2ハウス）

火のサイン（獅子座・牡羊座）と風のサイン（天秤座・水瓶座）で構成されたこの矩形は、エネルギーの流れと知性の統合を象徴します。

ミスティックレクタングルは、調和的な120度と60度と、相反する緊張感のあるエネルギーの180度、その中に内在するテンションが、内なる成長や創造を促します。

サビアンシンボルが語る、天からのメッセージ

この4天体のサビアンシンボルは以下の通り。

• 火星（天秤座0度）：「突き通す針により完璧にされた蝶」
  　⇒ 様々な自分の姿を表現してく。
• 水星（獅子座5度）：「時代遅れの女と最先端の少女」
  　⇒ 相反する価値観の共存、時代の狭間に立つ知性。
• 海王星・土星（牡羊座1度）：「みんなを楽しませているコメディアン」
  　⇒ ピュアな子供のように観察し、本質を浮き上がらせる。
• 冥王星（水瓶座2度）：「海軍からの脱走兵」
  　⇒古い社会概念や 体制からの離脱、個の自由意志。

これらの象徴からは、“自らの魂の光を守りながら、既存の枠から脱し、本質を生きることで調和を目指す”というメッセージが浮かび上がります。


太陽が自らのホームである獅子座の中間に位置する立秋の天からのメッセージは、「精神性を大切にして変化させていく」という風の時代にふさわしく、力強いエネルギーといえます。

立秋とライオンズゲート ― 魂の通路が開くとき

立秋は、獅子座の15度に太陽が位置する日。

「ライオンズゲート」とも呼ばれ、霊的な扉が開かれる日とされています。
この立秋の前後数日は、天と地の共鳴が高まり、内なる目覚めや魂の方向性に気づく人も多いのでは。

特に今回のような象徴的な星の配置は、
「どんな世界に属したいのか」
「どんな自分として生きたいのか」
という根源的な問いを、私たちの内に強く響かせることになりそうです。

初秋に向けての身体ケア ― “熱”を鎮め、“肺”を潤す

自然界に目を向ければ、トンボが飛び、ヒグラシが鳴き始め、草木も次の季節へとゆるやかに移行を始めています。

この時期の養生は、熱のこもった身体をクールダウンし、秋に備えて“肺”を養うことがポイントです。

立秋の養生ポイント：

• 水分とミネラルの補給（熱による消耗に）
• 梅酢や柑橘などの酸味（クエン酸）で疲労回復
• 秋の果物（梨、ぶどう、いちじく）で潤い補給
• 朝の軽いウォーキングや深呼吸で肺機能を高める
• 就寝前の足湯や首の冷却で自律神経の調整

また、ハーブや薬草のお茶もおススメです。
ペパーミント、桑の葉などは、体を冷ましながらも呼吸器をサポートし、エルダーフラワーやエキナセアは免疫機能バランスを整えてくれます。

魂と身体の両方を調律する

この立秋、天に描かれた「神秘の四角形」は、
新しい秩序と創造の胎動を告げています。

外の世界がどれだけ荒々しく、熱を帯びていたとしても、
私たちは静かに、自分という宇宙のリズムを調えていくことができるのです。

魂の光を見失うことなく、身体の声にも丁寧に耳を澄ませながら、秋の入口を、豊かに迎えていきましょう。