100年ぶりにギネス記録を塗り替えた30歳のイヌ

記録保持者BOBI

内容30:243 YEAR(S), DAY(S)

場所ポルトガル (CONQUEIROS)

達成日2023年1月10日

https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/oldest-dog

数日前、30歳の犬がギネス記録を更新したというニュースが目に飛び込んできました。

20歳でもすごいのに、30歳とは、素晴らしすぎる！

米国の23歳の「スパイク」のギネス認定の2週間後に、ポルトガルの30歳の「ボビ」が史上最高齢の犬に認定！

30歳に見えない！

（ＣＮＮ） 米オハイオ州に暮らす２３歳のチワワの雑種「スパイク」が世界最高齢の犬に認定されてから２週間。スパイクは早くも最高齢の座から陥落した。

ギネス・ワールド・レコーズ（ＧＷＲ）によって新たに世界最高齢の犬に認定されたのは、３０歳と２６８日の「ボビ」。史上最高齢の犬にも認定された。

ＧＷＲによると、ポルトガルで暮らすボビは純血のラフェイロ・ド・アレンティジョ（家畜を守る護畜犬種のひとつ）で、１２～１４歳とされる平均寿命の２倍あまり生きている計算になる。

ボビはこれまでの全生涯をポルトガル西部レイリアの村で過ごしてきた。１９１０～３９年まで２９年５カ月生きたオーストラリアの牧畜犬「ブルーイ」の世界記録をほぼ１００年ぶりに塗り替えたことになる。

８３年３月８日に死んだ別のオーストラリアの犬が３２年と３日生きたとの見方もあるが、正式確認はされていない。ボビの年齢については、地元の動物医療サービスやポルトガル政府公認のデータベースで確認されている。

９２年５月１１日にボビが生まれたとき、飼い主のレオネル・コスタさんはまだ８歳だった。コスタさんは声明で「ボビはこれまでずっと闘ってきた。持ちこたえている理由は彼にしか分からない。平均的な犬の寿命はここまで長くないので、簡単なことではないはず」と述べている。

 

https://www.cnn.co.jp/fringe/35199579.html

30歳にして、この毛艶。

瞳も白く濁ったりしておらず綺麗です。

そして、ちゃんと自分の足で歩いて農場を気ままに散歩している姿をみると本当に幸せそうです。

毎日、猫3匹とのんびり過ごしているとか。

立春の日に、30歳と269日ということなので、31歳まであと100日ほど。

達成できそうですね～。

ラフェイロ・ド・アレンティジョという犬種

ラフェイロ・ド・アレンティジョというのはポルトガル原産の純血種で、狼や泥棒から牛や羊などの家畜を守る「護畜犬」という種類なのだそうです。

ローマ人がイベエリア半島に一種に連れてきた犬が元であるという説や、もともと現地の遊牧民に飼育されていたという説などがあり、歴史は不明なようですが、古くから存在する犬種であり、スパニッシュ・マスティフやエストレラ・マウンテン・ドッグなどの大型犬の血筋のようです。

自由がいい

飼い主のレオネル・コスタさんも、ボビはゲージに入れられたり鎖につながれたことは一度もないと言っていますが、以前見た獣医さんのツイートでも“生き物は自由がいいんです。”と書いておられました。

動物と一緒に暮らす上でついやってしまいがちな「管理」
ノートをつけたり挙動を確認することはいい面もありますが、やり過ぎると動物達は窮屈になりストレスを感じます。

その結果病気になっているケースも見受けられます。

生き物は自由がいいんです。

— けい＠農業系獣医師 (@99vet10) January 21, 2023

「管理」が度を過ぎると、人間も動物もストレスとなり、その結果病気になるというのは頷けます。

自然に囲まれた場所で、のんびりと生活できるボビは、最高の条件の下で暮らせているということなんでしょうね。

日本でも26歳の長寿犬が！↓