3月にはアメリカの銀行などの破綻により、経済危機危機が浮き彫りになってきたわけですが、
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「アメリカの銀行の破綻」春分前に、グレートリセットの序章...?!
先日、3月に入って空気がガラッとかわった気がするという記事を書きましたが、 3月10日にアメリカのシリコンバレー銀行(SVB)が破綻し、英国では企業家が財務省 ...
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第一次産業の危機や、戦争に巻き込まれる可能性もあるという日本の状況も進行しているようです。
今の日本の置かれている状況を、分かりやすくまとめられている動画がありましたのでご紹介します。
動画では乳牛や米の問題、コオロギ食、そして軍事に関して緊急事態条項に関しても取り上げられていました。
今の日本の状況を認識し、日本政府による政策が私たち国民のためになっているのかどうかを改めて考えるきっかけになればと思います。
食の問題
乳牛問題
牛乳が余り廃棄処分している状況の中、国は最大4万頭の乳牛の殺処分が必要として、3月以降、殺処分に対し1頭当たり15万円の助成金を出す政策を打ち出しました。
なぜこうした事態に陥ったのでしょうか。元農林水産省の官僚であるキヤノングローバル戦略研究所の山下一仁氏によれば、問題の発端は10年ほど前にさかのぼると言います。
「酪農業界、政府も含めて乳製品の需給調整に失敗した。2014年にバター不足が起きた。足りなければ自由に輸入するのが普通だが、政府は輸入を制限した」 2014年ごろから起きたバター不足。輸入ではなく国産のバターを作るよう、政府は生乳の生産量を増やすための設備投資などに補助金を出し、後押し。多くの酪農家がこれに応える形で生乳の増産に踏み切ったのです。
山下さんはこの判断が間違いだったと指摘します。
「酪農団体は乳製品の輸入に反対。輸入しすぎると牛乳の供給が増えて価格が下がる。そうすると酪農家が大変となり、農水省は批判を受ける。その批判を受けないようにするために十分なバターを輸入しなかった。(国産バターを増やす政策の結果)生乳が余った、したがって牛を淘汰する、税金を使えばいい、ではない。国民が税金を払って需給調整の失敗を国民が負担している。本当はやってはいけないことだ」
山下さんは酪農業界の変革の必要性を訴えます。
「根本的な政策は酪農業界の体質を強化して、価格やコストを下げて世界と張り合うことができるように競争力ある農業、酪農をつくることだ。今の農政はそんなこと全く頭にない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/62b5dfa48eb8b2871a26a7065498dcd1ee5c5f6a
バターの輸入量を抑えたため日本でバター不足に陥っていたとき、世界的にバターは余っていた状況だったようです...。
そして、動画では「日本の牛乳の生産量は764万トンあるにも関わらず、乳製品の輸入量は469万トンもある」ということも触れられていました。
バターだけの輸入量を抑えたところで...といった感じですね。
増え続ける乳量
今日、日本の乳牛が1頭あたり何キロの乳を出すか、ご存知でしょうか?
2018年の1頭あたり年間乳量は8,636kg(農林水産省牛乳乳製品統計調査参照)
この数字が多いのか少ないのか、ピンとこない人もいると思いますが、比較してみるとわかります。
肉用に飼育される牛の年間乳量が1000kg*1ほど。そして産まれた子牛が年間に必要な乳量も1000kgほどです。
つまり、人間の消費に回すために、乳牛は本来の量の何倍もの乳を出しているということになります。乳牛といいますが、乳牛と言う種類の牛はいません。人間と同じで出産しないと乳はでません。たくさん乳が出るように「品種改良」した牛に人工授精し、出産させ、乳を飲ませないよう産まれてすぐに子供を引き離し、人の消費のために乳を搾り、人間がそれを「乳牛」と呼んでいるだけです。
牛はもともと8,636kgも乳を出しません。グラフを見てもらえばわかりますが、たくさん乳が出るように「品種改良」されてきたのです。
グラフ:農林水産省牛乳乳製品統計調査参照 平成30年牛乳乳製品統計 Ⅰ乳用牛 乳用牛の改良増殖をめぐる情勢の経緯
品種改良により高泌乳の「乳牛」となった牛は、乳を作り出すことにエネルギーをそがれてしまうしまうため、カラダの代謝機能が落ちることで病気(ケトーシス,脂肪肝,乳熱などの周産期病など)になりやすいといいます。
本来であれば子牛のための乳量だけでよいにもかかわらず、その8倍以上もの乳を作り出すわけですから、病気になるのも当然です。
しかしながら、日本の乳牛業界において、その作り出した乳は余っているからと廃棄され、今度は頭数を減らすために殺処分される状況となっています。
まさに、酪農業界の変革が必要な局面となってきているといえるのかもしれません。
米問題
昨年から、高齢化や肥料の高騰により米農家の減少が問題となっているのを耳にしますが、実際のところ近年でどれだけの減少がみられるのかというと、
1995年 201万戸
↓
2025年 37万戸
↓
2030年 10万戸
という、かなり急激な減少の一途をたどっているようです。
そんな中での政府は以下の方針を打ち出しています。
- 米栽培だはなく、麦や大豆を栽培すれば助成金
- 5年間米を栽培せずに畑にしたら助成金
- 家畜用の米を栽培したら助成金(飼料用米助成)
私たちが古来より食べている主食であるお米を作らせないような方針ばかりとなっております...。
「国は食料自給率を下げたくて仕方がない」としか思えないですよね...。
コオロギ食
最近、世間をさわがせているコオロギ食ですが、養殖されているコオロギには既にゲノム編集技術が用いられており未知のリスクがあるとされます。
しかし、ゲノム編集の場合、遺伝子組み換え技術とは異なるとして、加工食品への表示義務がありません。
ということは、色々な加工食品にいつの間にか入っているという状況が目前に迫っていると動画では解説されていました。
実際、日本では色々な企業がコオロギ入りの加工食品などの販売を始め、マスコミも取り上げることが多くなってきています。
イタリアではコオロギを含む昆虫食の制限及び禁止が発表され、コオロギが入っているものと入っていないものが明確に分かるように明記したり、販売する陳列棚には「虫コーナー」と明記するとされました。
イタリアで昆虫食の制限及び禁止を発表。
①虫を含むことを大きく記載するラベルの義務 ②リスク警告ラベルの義務 ③陳列棚は別にし、虫コーナーと明記 ④パスタ、ピザへの虫の使用禁止
農業大臣曰く、「昆虫食を選びたい人はそこに行けばいいし、そうでない人は遠ざけておけばいい」 pic.twitter.com/8DdjrYTX4s
— 付箋 (@KDystopia) March 28, 2023
食べたい人は食べればいいけど、食べたくない人は昆虫が入っていないものをちゃんと選べるようになってます。
日本でも、そうしてくれる分には別に構わないのですが、シレーっと表示なしに入れるのはやめてほしいです...。
そもそも、不足するタンパク源としてコオロギ食と言われてますが...
コオロギ自体が肉食で、エサにも魚粉何かが使われることになったり、養殖にはヒーターなんかも必要になってくるので、この電気が高騰している状況でコオロギの養殖は妥当なのか?とも思います。
それに、コオロギのエサに魚粉を用いるなら、魚を食べればいいんじゃないんだろうか、と、私は思ってしまうわけです。
歴史的に、イナゴや蜂の子を食べる食文化はありますが、なんでコオロギ?とも思いますしねぇ...。(ゲノム編集技術が取り入れられてるからなんでしょうけど)
軍事問題
こういうのを決めるときはホントに早いな~と思った「防衛費の大幅増」。
ちなみに岸田首相いわく、不足分は増税で賄うということです。
5年で43兆円の防衛費の増。
これほど防衛費に予算を投じるということは、以前より言われている緊急事態条項の導入する方向への流れも加速しているとも考えられます。
緊急事態条項とは
意思決定の判断のスピードが必要とされる災害や戦争などの緊急時に、国民の意思に関係なく内閣が独断で法律を制定できる。
これにより、政府による言論統制や徴兵、預金封鎖が可能となります。
地震大国である日本は、いつ大きな地震に見舞われるかわからない状況ではありますが、では戦争に巻き込まれる可能性は?
その可能性を考えると、やはり台湾有事。
米軍基地のある日本が巻き込まれる可能性は高いです。
こちらの動画では、台湾、中国、日本、アメリカの歴史的な関係性なども踏まえ、詳しく説明されています。
台湾有事に関して、アメリカでは24通りのシュミレーションがなされているそうですが、最後の24回目は唯一、各国が無傷で戦いを終えられるシュミレーション結果となっているようです。
それは、中立の立場をとって日本がアメリカを裏切った場合。
日本にある米軍基地を使用できないことから、アメリカが敗北するということらしいです。
日本の立場からいえば、「アメリカにNoと言った」場合ですね。
そうなるには、私たち国民が政府をしっかりウォッチし、Noを言う必要があるってことですね。
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