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カオスな地球の気象状況

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カオスな地球の気象状況


9月に入り、ようやく秋めいてきたのもつかの間、またもや日中35℃を超える日々が続くという残暑の域を超える暑さでした...。

気持ちよく湯舟に浸かれるようになってきたと思ったのもつかの間、ぶり返した蒸し暑さでシャワー生活にしばらく逆戻りとなってました。


レベルアップした「おうちで温泉生活」

9月3日の新月より、暦の上ではもう中秋。 日中の気温はまだ30℃以上ありますが、朝夕は過ごしやすくなり、虫の音がより秋の空気感を漂わせるようになってきました。 酷暑続きで、シャワーで済ますことも多かっ ...

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明日はさすがに秋分だけあってやっと落ち着いてきたかな~という感じですが、年々、地球の気象状況に異常性を感じてしまいます。

この暑さは、太陽フレアだけではなく2022年1月のトンガの海底火山の噴火も影響しているようです。

「激動の地球」非常に強力なエネルギーが地球への到達と火山の噴火

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今の地球と太陽と今の海流が導く近い未来」という記事を読んで、カオスな状態なんだと改めて思った次第です。


温室効果において、圧倒的な影響力をもつのは水蒸気。


トンガの海底火山噴火により、前例のない量の水が成層圏により直接注入されてしまい、その水蒸気が太陽放射を吸収し熱として放出することで地球の表面は温暖化するとのことです。

しかも、その程度は不明で何年もその温室効果が続く可能性があると...。

太陽活動が活発化している今、水蒸気が吸収する太陽放射量も増えているとなると放出される熱も多くなるということを考えると、単純にこの夏の暑さにも納得がいきます。


そして、さらに地球にまつわる水に関して...大西洋の流れ(メキシコ湾流)が現在“ほぼ停止に近い状態にまで速度が遅くなっている”とのことです。↓

海流の崩壊

地球の大きな海流が崩壊に向かっていることについては、ずいぶん以前から書かせていただくことがありました。最近では、「地球が「酸素の消失段階に入った」ことを考えながら、海流のことや…」という記事で少しふれています。

AMOC (大西洋子午線逆転循環)とは、以下のような海流です。

大西洋の海流 AMOC



severe-weather.eu

この AMOC は、メキシコ湾を起点とすると、フロリダを回り米国東海岸に沿って北大西洋に流れ出ます。そして、アメリカのメキシコ湾から、暖かい海水をメキシコ湾流に乗ってヨーロッパに運びます。

つまり、仮にこの AMOC が崩壊すると、冬のヨーロッパは大変な寒さに見舞われることになります。また、それぞれのの海流の相互作用などもあり、その影響は北半球全体に及ぶ可能性もあります。

そして、この AMOC の流れが現在「ほぼ停止に近い状態にまで速度が遅くなっている」という事実があります。

これはグラフで一目瞭然だと思います。

西暦400年から2000年までのAMOCの速度の弱体化の推移



severe-weather.eu

このグラフでもわかります通り、かなり長い時間をかけて弱体化していることがわかります。

シビア・ウェザー・ヨーロッパは、「過去 200 ~ 300 年間に AMOC が著しく弱体化していることが分かる」と書いています。

仮にメキシコ湾流や AMOC の流れが「完全に停止」した場合、シビア・ウェザー・ヨーロッパは、以下のようになる可能性について言及しています。

メキシコ湾流がいつか停止した場合、映画「デイ・アフター・トゥモロー」が現実になるかもしれないという説がある。あの有名な映画では、北大西洋の海流が完全に停止し、世界は新たな氷河期に突入する。

しかし、この映画は科学的には正確ではない。なぜなら、こうした地球規模の変化はほんの数日で起こるものではないからだ。とはいえ、この映画の背後にある主な考え方は、ご覧のとおり、真実からそれほどかけ離れていない。

これについては、9年ほど前のこちらの記事でも少しふれたことがあります。

そして、シビア・ウェザー・ヨーロッパの分析では、この大西洋の海流が、「今後さらに弱まる」ことを示していました。

また、現在、北極とグリーンランドの氷が溶けて大量の淡水が北大西洋に流れ込んでいることも、海流の速度を遅くしているようです。淡水の問題については、以下のように書かれていました。

淡水は北大西洋の塩分濃度を下げる。その結果、表層の水の密度(重さ)が下がり、深海までうまく沈むことができなくなる。海流が沈む速度が遅くなるため、「交通渋滞」を引き起こし、海流全体の速度が遅くなるのだ。

そして、グラフで、現在の大西洋では非常に広く淡水化していることを示していました。

さて、AMOC などの海流が本格的に弱体化した場合、

「地球の気温はどうなるか」

ということですが、これもまた、以下の図で明確に示されています。

AMOC崩壊後の地球の気温の平年との差異の予測


北半球のほぼすべてが、平年より著しく低い気温となる予測が示されています。日本もです。

シビア・ウェザー・ヨーロッパは以下のように書いています。

…天候を変えるのに AMOC が完全に崩壊する必要はない。メキシコ湾流の速度が遅くなれば、米国東海岸に水がさらに溜まり、高潮の危険が生じる。ヨーロッパにとっては、北大西洋からやってくる低気圧の進路と強さが変わることを意味する。

もちろん、これは一夜にして起こるものではない。

こうした変化には数年、数十年、あるいは数世紀かかることもある。しかし、AMOC が弱体傾向にあることは事実だ。

氷が溶けることで生じる淡水の量から判断すると、私たちが生きている間に気候への影響が見られる可能性は高いだろう。

severe-weather.eu

https://indeep.jp/the-atlantic-ocean-current-collapsing



「西暦400年から2000年までのAMOCの速度の弱体化の推移」のグラフを見て、1800年以降急激に流れが遅くなっているのに驚きました。

北極やグリーンランドの氷がとけて淡水が大西洋に流れ込むことで、メキシコ湾流の流れをさらに遅くしているという状況...。

温室効果により、氷がとけるのが加速しているとなると“ほぼ停止状態”となるまでの加速には頷けます。

そして、このままいくと北半球は寒冷化し、映画「デイ・アフター・トゥモロー」世界になる可能性があると。

最近のサハラ砂漠での大雨など、地球規模でみると気象変化は激しさを増していることは間違いなさそうです...。


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なんとなく、水の惑星である地球の“水の様相”と海を回遊するクジラに思いを馳せてしまいました。





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