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春分前に邪気を祓う3月3日の桃の節句

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春分前に邪気を祓う3月3日の桃の節句

 

いよいよ3月。

本日はあいにくの雨ですが、春の陽気となった先日の日曜日は、少々庭いじりを。

何種類か晴蒔きの野菜を育ててみようと準備をしておりました。

 

いよいよ明後日の3月3日のは桃の節句でもあり、新月です!(旧暦では如月を迎えます。)

 

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旧暦での桃の節句は、4月3日。

 

桃の節句

一年のうち五大節句の二番目となる「上巳」(桃の節句)。

(一番目は1月7日の「人日」、七草粥を食べる日です。)

5代節句のうち、奇数のゾロ目となる3月3日、5月5日、7月7日、9月9日は、「陽が重なる」として特別な忌日とされてきました。

陽のエネルギーが強すぎると不吉なことも招くとも考えられ、邪気を祓い、無病息災を祈る節句となりました。

 

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桃の節句に飾られる雛人形。

身代わりとして厄を引き受けるといわれ、女の子が健康に成長するようにという祈りが込められています。

そして、結婚式を模している雛人形には、幸せな結婚ができるようにとの願いも込められています。

 

私も子供の頃に、母型の祖母がそんな思いを込めて買ってくれた七段飾りの雛人形を飾ってもらっていましたが、何せ人形が苦手で...(-_-;)

夜の暗い和室でぼんぼりに照らされる人形を怖がっていたという子供時代...(-_-;)

因みに、いい大人となった今でも人形は苦手です...。

 

邪気払いの桃

 

3月3日の節句には桃の花が飾られますが、季節を迎える植物だからというだけではなく、その枝に邪気を祓う効果があるとされていたようです。

中国に「山海経」という奇書がある。これは紀元前300年代から200年代にかけて加筆完成された古代中国の地理書である。様々な地域の動植物、鉱物、産物などを記しているが、その中には空想上のものも多く、神仙や妖怪といった神話なども含まれている。

その中に、鬼を退治する最強アイテムとして登場するのが桃の枝である。後漢時代の学者である王允が書いた「論衝」という書物の中の一説に、「山海経」を引用した部分があり、そこに「東海の度索山という地に、大なる桃の三千里に渡って曲がりくねる樹があり、その低い枝が東北に向かうを鬼門という。この所(鬼門)は諸々の鬼の出入りする所で、神荼(しんと)・鬱塁(うつるい)という二神がいて、悪鬼を捉えて虎の餌にする。黄帝はこれに習って、桃の枝を門戸にさして、神荼・鬱塁の二神を描いて諸々の凶鬼を塞ぐ。」と書かれている。

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伊弉諾尊が黄泉の国から逃げるときに、桃の実を投げて黄泉の国からの追手を撃退したという話があったり、桃太郎の鬼退治の昔話があったりと、桃という植物のの効力というのは特別のものだったことが伺えます。

 

因みに、桃の実は「宝珠」のカタチであるといわれます。

「宝珠」とは、智慧や慈悲、自由意思を表す悟りの象徴であるとも言われ、また、根源の生命エネルギーの象徴であるともいわれています。

 

 

水を司る女神との関連

 

雛人形も身代わりとして川に流される「人形(ひとがた)」がルーツなわけですが、浄化といえばやはり水。

3月3日の節句は日本の水を司る女神である「瀬織津姫」との関連もあるようです。

瀬織津姫は古代エジプトの女神ネイトでもあったようで、共に生命の源である「水」を司り、機織りが得意。

(機織りは、生きとし生けるものの運命を織り込むという作業のことらしく、水による浄化を担う女神の隠れたポテンシャル。)

また、女神ネイトは戦いの神でもあったようで、邪悪なエネルギーを滅ぼすその様は、男神にも敬愛されていたようです。

 

で、戦いの神でもあり機織りが得意といえば、ギリシャの女神パラス・アテナ。

先日の2月の満月のエネルギーと関連の深い女神です。

 

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古代エジプトの女神ネイトの資質は、古代ギリシャの女神パラス・アテナに継承されているとのことです。

 

 

穏やかな春の陽気の中で行われる女の子のお祭りというイメージの桃の節句ですが、瀬織津姫は天照大神の荒魂という説もあるように、女神ネイトやパラス・アテナが持つ高い戦闘能力のごとく、その浄化し、祓う力というのはものすごいエネルギーなのかもしれません。

 

旧暦の桃の節句は1か月後の4月3日となりますが、春分前と後の2回の桃の節句を楽しむのもありですね。

私は、桃の花茶を飲んで過ごそうと思っております。

 

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