1月15日のトンガ海底火山の噴火は、噴煙高度は約52,000フィート(約16,000メートル)で世界中に津波をもたらすほどの規模。
噴火前に届いていたパワフルな宇宙線
今週の太陽からの贈り物 pic.twitter.com/FwdfSTTTZk
— 森井啓二 (@keijimoriiVet) January 13, 2022
1月13日から14日かけて非常に強力なエネルギーが太陽から流れ込み、地球の核に到達する宇宙線による地震や火山活動、異常気象が引き起こされる可能性があるとのことでしたが、15日にトンガ海底火山の噴火が起こりました。
1月16日にはエーゲ海、ギリシャ、スペイン、トルコなどでも地震が群発しており、
18日の満月にほど近い日の噴火であるため、この海底火山の噴火による津波にもかなり警戒が必要といえそうです。
12月のジャワ島スメル山の噴火
死亡者や負傷者の多くの被害のあった12月4日のジャワ島東部のスメル山の噴火。
-
パワフルな宇宙線が降り注ぐ日のゼリツィン®グランドステージの2ステップ目スタート
久々に地震による結構な揺れを感じた一昨日の金曜日。 (わが家はよく揺れるので、余計感じました...。) どうやら、12月2日から非常に強力なエネルギーが宇宙から流入してきて ...
続きを見る
明日から3日間 pic.twitter.com/f2vgdai6m6
— 森井啓二 (@keijimoriiVet) December 1, 2021
この噴火が起こったのは、宇宙船が地球に届いている3日間(12月2日から4日)の最終日で、新月でした。
二か月連続で太陽からの高エネルギーの影響を受けた地球。
今回のトンガ海底火山の噴火が大規模となった要因にも感じられます。
約1500年前の地球の大変動をもたらした海底火山の噴火
watchers.news 2019/12/19
研究者たちは、西暦 536年から 1年以上にわたって地球の全域で不可解に空が暗くなった理由の新しい解釈として、海底火山の活動を提示した。
西暦 536年からの 18ヵ月間、世界の日射量は大幅に減少し、それは地球規模での寒冷化、農業の不作、そして飢饉、疫病と壊滅的な影響を中世の各地に与えた。米国コロンビア大学にあるラモント・ドハティ地球観測所で古気候と地球外からの天体などの衝突の影響を研究しているダラス・アボット博士は、以下のように言う。
「その当時、これは世界の終わりだと人々は感じていました」
米ハーバード大学の歴史家マイケル・マコーミック氏によると、西暦 536年は、人々が生きていた中で最悪の時期のひとつだという。ビザンチンの歴史家プロコピウスは、以下のように記している。
「その年、これまでで最も恐ろしい状態が現れた。太陽は一年中、月ほどの明るさしかない光を放ち続けているのだ」
この暗闇と冷却の期間は、西暦 536年から 555年にかけて続いたが、なぜ、このように「太陽が極端に暗くなったのか」は、専門家たちにも正確な理由はわかっていなかった。
今回、アボット博士とアメリカ地質調査所(USGS)のジョン・バロン氏は、アメリカ地球物理学連合の会議で彼らの分析を発表した。彼らの研究は、グリーンランドの氷床のコアを分析したもので、この研究で彼らは海中での噴火を指摘した。
海底火山の噴火が、堆積物と海洋微生物を大気中に運び、それが地球の日光を暗くすることにつながったことを示した。
火山の噴火は、硫黄などの粒子を大気中に噴き出すことにより、太陽からの日光を遮ることが知られている。地質学的記録では、地上の火山で大噴火があったのは、西暦 536年と 541年だった。しかし、樹木の年輪からは、536年から少なくとも 9年間は植物が成長できない状態(植物が成長するのに必要な太陽光がない状態)だったことが示されているが、この二回だけの噴火では、その説明になり得ないのだ。
西暦 536年からのような極端に暗い状態が作りだされるためには、これ以上に大量の硫黄と灰が必要となる。
その物質の一部はグリーンランドの岩の層と氷のコアに存在するはずだ。しかし、アボット博士は以下のように述べる。
「堆積した硫酸塩(陸上の火山噴火で排出される物質)の量は、536年からのような極度の太陽光の減光をもたらすほどの噴火ではありませんでした」
研究者は、532年〜 542年の間に敷設された氷コアの氷層を調べ、融解水の化学的性質を測定した。また、微視的な化石も抽出した。
「その分析過程の中で私たちは、氷のコアの中に、グリーンランドでは見つけられたことがない最も低緯度の微生物の化石の数々を見出したのです」とアボット博士は言う。高緯度の微生物は 1種類しか特定されなかった。
このことから、これは、赤道近くの海底の火山噴火によって大気中に吹き上げられたと考えた。
赤道での海底火山の噴火は、地球全体に影響を与える可能性がある。
気象庁も「かつてない現象が起きている」という認識であるトンガ海底火山の噴火。
この二年間は、人間社会の激変に気を奪われていましたが、いよいよ地球自体も宇宙に揺さぶられて激動を開始したように感じられる現象です。
地震なども危惧されますが、津波警報ならびに注意報が出ている都道府県にお住まいの皆さん、暫くはとくに注意してお過ごしください。