薬草を飲んで食べた後は、自生する薬草の観察にフィールドワークへ。
初夏の爽やかな晴れの中というわけにはいきませんでしたが、雨は免れました~。
-
薬草ソムリエ講座 5月の部@大宇陀・奈の音
先月の晩春の頃に続き、初夏の大宇陀にて薬草ソムリエ講座を受講してきました! nanone.net 2 Pockets薬草茶が味わえる宿「奈の音」| ...
続きを見る
日本最古の薬草園
森野旧薬園の入り口にある立派なもみじがお出迎えしてくれます。
山に入っても、巨木のもみじをよくみかけるのですが、秋にはダイナミックな紅葉が見れるんでしょうねぇ。
江戸時代中期からつづく森野旧薬園は、東京にある小石川植物園と並ぶ日本最古の薬草園です。
森野家は大和国宇陀郡松山(現・奈良県宇陀市大宇陀)で葛粉の製造を行っていた。享保14年(1729年)、森野家の11代目である森野藤助は本草学者で幕府採薬使の植村政勝に随行し、幕府薬園の薬草木を与えられて栽培や精製を許された。これに伴って、享保年間(1716年~1736年)に森野家の裏山に開かれたのがこの薬園である。江戸の小石川御薬園(現・小石川植物園)と並んで古い薬園であり、現存する日本最古の私設植物園であるとされる。森野藤助は図譜『松山本草』などを著している。
1926年(大正15年)2月24日に国指定史跡に指定され、1931年(昭和6年)10月23日に追加指定が行われた。約250種類の薬草木が植えられている。
エネルギッシュな薬草たち
今年の春は雨が多かったので、通常より薬草も大きくなっているようでした。
大きく葉を広げるユキノシタが目をひき、スギナやドクダミも所狭しと生えています。
三つ葉もたくさん生えていて、そしてデカい...。
スーパーに並んでいる三つ葉とは全然違うので、知らなかったら先入観で三つ葉と認識できないかもしれません。
心臓の薬であるジギタリスの花はが見頃を迎えていました。
別名は「キツネの手袋」。
確かに、キツネの足がちょうど入りそうな花の大きさです。笑
ガクアジサイの巨木。
ここまで大きくなったアジサイを見たことがないので、圧巻です。
可愛らしい白い花のフタリシズカ。
ホタルの卵
カキドオシの葉っぱの下に垂れ下がっている白い泡。
ナンと、「ホタルの卵」だそうです。
人生で初めて見ました!
大宇陀は水がキレイな土地でもあるので、町中に流れる川でホタルが見れるそうです。
なんだか益々、大宇陀を奈良の聖域のように感じてしまった次第です。
この投稿をInstagramで見る