本日より立春。
二十四節気では、2月18日まで(雨水に入るまで)が立春期間となります。
2月1日に「地球元旦」とも呼ばれる旧暦の元旦を迎え、暦も春に。
これからどんどん陽の気が強まり、西洋占星術で「宇宙元旦」と呼ばれる春分に向かいます。
1月の満月よりスタートしたゼリツィン®38本チャレンジ グランドステージの最終ステップも中盤に差し掛かってきました。
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満月の日の最終ステップのゼリツィン®エリクサー38本チャレンジ「グランドステージ」のスタートとフランキンセンス精油
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節分と立春の日の担当ゼリツィン®エリクサーのテーマは「困難を乗り越える」と「経験(失敗)から学ぶ」でした。
栗と栃
2月3日 節分 Esskastanie & Zirkon (スイートチェスナット & ジルコン)
イガの中の栗の実のように内にこもらずに、差し出された助けも受け入れつつ、自分のチカラで困難な状況を乗り越えていく。
2月4日 立春 Kastanienknospe & Chalkopyrit(チェストナットバッド & キャルコパイライト)
過去の失敗の経験から新しい戦略を見つけ出し、時代遅れの行動パターンに終わりを告げる。待ち受ける罠を見極める。
連日、チェストナット。笑
スイートチェストナット(栗)
大きければ高さ35mにもなる栗の木。
心材の耐久性が極めて高く、切り株からすぐに芽吹く生命力からは、深い悲しみや絶望の底にいても耐え、乗り越える強さが伺えます。
何がエドワード・バッチに、スイートチェストナット(Castanea sativa)の花を「魂の暗い夜」と表現させる状態、すべてが灰であらゆる希望が消滅しているどん底にたいして、レメディとして選ばせたのだろうか?あらゆるくらい苦しみと絶望をともなう魂の冬は、もっともネガティブなサターンの状態である。
古典的な神話は、年老いた気難しいサターンが世界支配を果たすとき、このような状態が天と地を覆うと伝えている。彼の全能を脅かすものに先手を打つため、妻のレアが産んだ子どもさえも全員をむさぼり食った。一番下のジュピターが生まれたすぐ後、彼女は悪い夫に意志を縫い付けた雄ヤギの毛皮を差しだした。すると夫は即座に首を絞めて殺した。しかし小さな息子は、ヤギに育てられ立派に成長した。そのヤギの角は後にフォルトゥナの豊穣の角として永遠に讃えられることとなった。まもなく、彼は老父から支配をもぎとり、むさぼり食われた兄弟姉妹を皆吐きださせた結果、彼らはさまざまな才能で世界を喜ばせることができた。ジュピターは稲妻と雷の力で、サターンの支配のもとではびこった悪い悪魔や巨神を追い払った。彼は暗黒のカオスを終結させ、宇宙の秩序を再び作り出し、農耕やブドウ栽培の守護神として富と生命の喜びを存分にもたらした。
ジュピターは、それゆえネガティブなサターンの貧弱さと恐怖に終わりをもたらしうるという原理である。私たちはバッチが「ジュピターの記号で刻印された完全無欠な木はスイートチェストナットの他にはない。オークでさえも足元に及ばない」と評価するのが実によく理解できる。地中海文化圏全体で、スイートチェストナットはゼウス(ジュピター)に捧げられている。
「エドワードバッチ 魂の植物 バッチ花療法への新しい洞察」スイートチェストナットより
新しいサイクルへの切り換えポイントとなる節分に、「恐怖を終わりにする(手放す)」のは重要なポイントです。
肝臓に良いとされる甘みのある美味しい栗ですが(食べ過ぎは禁物)、
ヒルデガルドは、「スイートチェストナットの木はとても暖かく偉大な力があり、その実はあらゆる種類の衰弱に有用である」と記すしています。
チェストナットバッド(栃ノ木の芽)
チェストナットの芽から顔をのぞかせた柔らかな未発達の花芽と白い繊毛で覆われた未成熟の葉。↑
素晴らしい馬の治療薬(咳や息切れに効果的)となるため、「馬の栗」とも呼ばれるチェストナット。
チェストナットの本質は、歴史的に馬が賢く神聖な動物であるとされてきたことからとらえられているようです。
どっしりとした「植物の馬」も濃く涼しい樹蔭と、大地に向かって曲がった枝と下方に垂れる葉、思い実をもち、高みとともに深い淵とも強い関係性を持っている。
馬は頭が大きく利口な動物で、牛と比べると機敏で活発な気性を持っている。動物行動学者は反論するとしても、民間信仰では馬は特別賢いとされている。英国人は健康な人間の理性をhorse sense(馬のセンス)と名づけ、外的状況と内面的な思考の世界の調和としている。逆にhorse shitはまったくの無意味(ナンセンス)を意味する。
着飾ったサーカスの馬ではなく、きちんとした馬に乗る者は、馬が乗り手にも敏捷性と冷静沈着であることを要求することにすぐ気づく。散漫な騎手やぼんやりと夢見がちな人は振り落とされる。ちょっとした「馬のユーモア」で樹の低い枝の下をわざと駆け抜けて、不注意な騎手を馬は背から落とすことが多い。良い騎手はなによりも、知性に富みながら機敏な意思を持つという特性を育てなければならない。世界の広大な領土を征服した最初の騎馬民族は、馬を合う飼う事でこの特質を手に入れた。
しかし馬は賢いにもかかわらず、同じ過ちを繰り返す。一度なにか不愉快なことが生じた同じ藪や堀の前でいつも後ずさりする。しばしば競走馬は同じハードルで跳躍に失敗する。馬は英語の諺「馬を水場まで連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない!」で表される頑固さを示す。
ここで語られた特性はエドワード・バッチが特徴づけたチェストナットバッドのタイプを強く思いおこさせる。それは、独自のイメージと外面的な現実性を結びつけることが難しく、同じ誤った行動をしがちなタイプである。騎手の指示に従わない馬と同じである。チェストナットの芽のエッセンスは馬(自然な知性)が、騎手のインスピレーション(高次の自己<ハイヤーセルフ>)にもっとよく気づくよう助けてくれる。
「エドワード・バッチ 魂の植物 バッチ花療法への新しい洞察」チェストナットバッドより
高次の自己からのインスピレーションは、自分に必要なくなった時代遅れの悪しき習慣を手放すのに重要。
春夏秋冬の一つのサイクルを終え、新しいサイクルに入る立春に相応しいエッセンスといえます。
参考文献
エンジェルズゲート
立春の始まりにピークを迎えるエンジェルズゲート。
水瓶座ということで、「知性・客観性・ビジョン・革命」のエネルギーを象徴。
自分の内面を見つめてビジョンを受け取る最適のタイミングなのだそうです。
降りてきたインスピレーションに葛藤を抱きながらも従った方が運命は動き出すとのことなので、まずはインスピレーションを受け止める事ができるように、ゼリツィン®エリクサーのKastanienknospe & Chalkopyrit(チェストナットバッド & キャルコパイライト)の力を借りて、今晩は瞑想したいと思います~。