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「アメリカの銀行の破綻」春分前に、グレートリセットの序章...?!

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「アメリカの銀行の破綻」春分前に、グレートリセットの序章...?!

 

先日、3月に入って空気がガラッとかわった気がするという記事を書きましたが、

 

3月に入ってからガラッと変わったように感じる空気感

  日中18℃まで上がったポカポカ陽気でスタートした3月ですが、1日の夜は荒れた天気となり、翌日2日は朝から雨で、また一気に気温が下がり、何だが落差の激しい気候の数日間でした...。 &nb ...

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3月10日にアメリカのシリコンバレー銀行(SVB)が破綻し、英国では企業家が財務省に介入要請をするなど、その余波が世界に拡大している模様です...。

 

 

実際のところは、

 

一週間で、アメリカの3つの銀行が破綻し、次は数十行が候補として控えている...⁉

 

という状況のようです...。

 

これで、1週間で 3つの銀行が破綻となっています。

数日の間に、複数の銀行が消滅するという事態は、遡っても、過去にどの程度あったことなのかわからないですが、3月8日からは、以下のようになっていました。

 

・2023年3月8日 米シルバーゲート銀行が破綻 (総資産不明)

・2023年3月10日 米シリコンバレー銀行が破綻 (総資産 約28兆円)

・2023年3月12日 米シグネチャー銀行が事業停止 (総資産 約15兆円)

 

最近、アメリカのマーケット・ウォッチというメディアが「シリコンバレー銀行と同様に、巨額の証券損失の可能性がある 20の銀行」という記事を掲載していました。
以下の記事に銀行名と数字の一部を書き出しています。

[シリコンバレー銀行と同様、巨額の証券損失の可能性がある 20の銀行]という報道からのリスト (2023/03/13)

 

12日に事業停止をしたシグネチャー銀行というのも、そのリストの中にありまして、「資本に対する負の包括利益 (AOCI)の割合が最も高い銀行」のリストにありましたが、しかし、シグネーチャー銀行は、リストの中の最も下にあり、つまり「そのリストの中では安全なほうの銀行」だったのです。

それがあっさりと破綻しているということは、さらに利益がマイナスに大きく傾いている銀行はどうなっちゃうのだろうかとは思います。

シグネーチャー銀行の「資本に対する負の包括利益 (AOCI)の割合」は、-20%でした。

つまり、リストのそれより上にある銀行については、さらにマイナス幅が大きいのです。

マイナス 30%以上になっている銀行だけでも 7行あります。

 

・コメリカ -41.9%
・ザイオンズ・バン・コーポレーション -38.9%
・ポピュラー -38.2%
・キーコープ -31.9%
・コミュニティ・バンク・システム -30.6%
・コマース・バンク・シェアーズ -30.5%
・クレン/フロスト・バンカーズ -30.1%

 

昨日、連邦準備制度理事会 (FRB)、FDIC、アメリカ財務省が、共同声明を出しまして、シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の「すべての預金者を保護する」とプレスリリースで発表しました。

以下にプレスリリース全文の翻訳があります。

FRB、FDIC、米国財務省が「すべての預金者を保護する」と共同声明を発表。しかし、株主、債権者は保護の対象外 (2023/03/13)

 

しかし、このふたつだけでも、資産 43兆円などとなっています。すべてが預金ではないにしても、これらの銀行と同程度か、それよりもはるかに利益率が悪い銀行は、アメリカに数十あるのです。

それらが破綻しない?

仮に、20行、30行と破綻していった場合、それでも「全員の預金を保護できる」?

それには数百兆円の資金が必要になりそうですが、そうなった場合はどうするのだろうと。

ちなみに、現在のアメリカの「総貯蓄額」は、アメリカの調査会社ビアンコリサーチ社の代表者の投稿によると、

 

日本円で、2,270兆円

 

です。

ビアンコリサーチ社のこの代表者は、今後の「預金者たちの行動」を非常に懸念していました。

抜粋しますと、以下のように書いていて、「モバイルバンキングの時代では、あっという間に資金の流出が起きる」ということを書いていました。

 

https://indeep.jp/how-to-survive-this-situation/

 

私も振込はネットバンキングを利用していますが、確かに、瞬時に振込先の銀行へと数字が動いていくので、資金の流出はあっという間というのは頷けます...。

 

こちらの記事で、今年は「お金のビッグバンの年」という動画を紹介しておりますが、

 

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私が想像していたよりも、早いスタートです...。

 

しかし、ユダヤの7回目の安息年である「シュミータ」はすでに昨年の9月に始まっていることを考えると、早いというわけではないのかもしれません。

 

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シリコンバレー銀行は、「気候銀行」とも呼ばれていたそうで、アメリカ全土の60%のソーラーファイナンス(太陽光、水素、新興エネルギー企業などの資金)に関与していたそうで、昨年からのエネルギー事情なども踏まえると、グレートリセットに向かっているというのは感じざるをえません。

 

そして、色々な話もでてきているようで釈然としないところはりますが、

シリコンバレー銀行の最重役である CEO (最高経営責任者)、CAO (最高総務責任者)、そして CMO (最高マーケティング責任者)の 3人が、破綻前の過去 2週間で、日本円で 6億円ほどの同社株を売却していたことが明らかになったり。

破綻したシリコンバレー銀行のCEOなど上級幹部が、過去二週間で「約6億円分」の同社株を売却していた (2023/03/11)

破綻前 2週間で重役が売却した金額

・CEO 売却額 357万8666ドル (約 4億8000万円)

・CAO 売却額 57万5180ドル (約 7800万円)

・CMO 売却側 29万2872ドル (約 3900万円)

Genevieve Roch-Decter, CFA

 

あるいは、破綻したシリコンバレー銀行の CAO が、

「破綻した元リーマンブラザースの重役だった」

ことがわかったり。以下は、米 FOX ニュースの記事を翻訳したものです。

破綻したシリコンバレー銀行の最高総務責任者 (CAO)は、リーマンブラザーズの最高財務責任者 (CFO)でした (2023/03/12)

 

https://indeep.jp/global-systemic-meltdown/

 

12日に、米財務省と米連邦準備理事会(FRB)、米連邦預金保険公社(FDIC)により、預金の完全保護が発表され、スタートアップ企業のリストラや倒産につながる可能性は一端免れたようです。

 

 

しかしながら、リーマンショックよりも大変な状況になると言われていた金融リセットがいよいよ明るみに出始めた感は否めないところです。

今回の一週間に3行もの銀行が破綻した要因は、コロナ禍における景気刺激対策で一旦アメリカ国民にお金が入り、ロックダウン中に増えた貯蓄も、その後一気に使い果たしてクレジットカードの債務が上昇し、現在は借金で消費している状態というのもあるようですが...

 

リーマンブラザーズが高リスクのサブプライムローン(住宅ローン)債にかけたのに対し、保守的なバランスシートで経営を行っていたシリコンバレー銀行が破綻した決定打となったのは、預金の大部分を米国債として保管していたためのようです。

 

米国の国債は、世界で最も安全で「リスクのない」資産であると考えられている。しかし、国債でさえ価値を失う可能性があるため、それはまったく真実ではない。そして、それがまさに起こった

シリコンバレー銀行のポートフォリオのほとんどは、10年物国債などの長期国債だった。そして、これらは非常に不安定だ。

たとえば、2020年3月には金利が非常に低かったため、米国財務省は 10年物国債を 0.08%という低い利回りで売却した。

しかし、それ以来、金利は大幅に上昇している。先週の 10年国債利回りは 4%を超えていた。そして、これは大きな違いなのだ。

債券市場にあまり詳しくないのなら、理解しておくべき最も重要なことの 1つは、金利が上昇すると債券は価値を失うということだ。そして、これがシリコンバレー銀行に起こったことだ

シリコンバレー銀行は、金利がはるかに低い時期に長期国債を積み上げた。実際、彼らの債券ポートフォリオの加重平均利回りはわずか 1.78%だった。

しかし、金利は急速に上昇している。シリコンバレー銀行が 2~ 3年前に 1.78%で購入した同じ債券の利回りは現在 3.5% ~ 5%だ。つまり、シリコンバレー銀行は大幅な損失を被っていることになる

彼らはこの事実を隠さなかった。

今年の 1月19日に発行された 2022年の年次報告書は、シリコンバレー銀行の国債の「未実現損失」が約 150 億ドル (約 2兆円)であることを示している。

比較すると、シリコンバレー銀行の総資本は約 160億ドル (約 2兆1000億円)しかなかった

繰り返しになるが、これらの損失は、クレイジーなリスクのあるローンの山から生じたものではないのだ。シリコンバレー銀行が失敗したのは、米国の国債から数十億ドルを失ったからだ。米国債は新たな有害な証券となっている

 

https://indeep.jp/meltdown-just-ahead/

 

エネルギー問題や食糧問題も浮上している中、世界で最もリスクのない資産と言われていた米国債が「有害な証券」といわれるような事態となり、金融に関しても浮上しはじめてきました。

あらゆる側面が刷新される「グレートリセット」の序章といえそうです...。

 

今は、二十四節気で春分を迎える前の「啓蟄(けいちつ)」の時期。

まさに、土の下に隠れて閉じこもっていた虫たちが外に出てくるかのように、色々なことが浮上してきているのかもしれません。

 

 

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