1月の大寒波と春の到来が早かったことによる桜の開花の早まり

庭の寒緋桜も早い開花を迎えた2023年の春。

すでに、花の蜜を求めてやってきたヒヨドリに花びらを落とされている花も。

毎年春分の頃に咲き始めていた庭の寒緋桜ですが、1週間ほど開花が早いですね。

やはり、春の到来が早かったからかな～と思いきや、ただ早く暖かくなるだけで桜の開花というのは早まるわけではないようで、

1月の大寒波による「休眠打破」が鍵となったようです。

（初めて給湯器が凍結してお湯が出ないという事態になり、ホントに寒かった...。）

「休眠打破」とは、冬に入る前に休眠して成長を止めた桜の花芽が、冬の厳しい寒さによって目を覚ますこと。

全国的に前倒しの桜の開花前線

https://weathernews.jp/s/topics/202303/140205/

最近、東京って桜が咲くのが早いイメージがありますが、3月14日に、東京の靖国神社の標本木のソメイヨシノが開花し、最早で2021年の記録とタイとのことです。

春分には、満開になりそうな感じですね。

全国的にも、1週間ほど前倒しで開花するようで、北海道でも4月下旬に開花する予想となっているようです。

休眠打破に十分だった1月の大寒波

https://weathernews.jp/s/topics/202303/140205/

今年の大寒波は、私的にも久々にインパクトのある寒さでしたが、桜の花芽が休眠状態から目覚めるのにも十分だったようです。

かなりビシッと起こされたんでしょうねぇ...。

大寒波で休眠打破して成長が加速、2月の比較的気温が高い日が続いたことと3月に入ってからの急激な気温上昇により蕾の成長が加速して、開花が早まったようです。

冬場の寒さが休眠打破に不十分だと、早い時期から気温が高くなったとしても開花が遅れることがあるそうです。

確かに早かった蕾の成長

3月に入ってからの蕾が膨らむスピードは確かに速く、あっという間という感じです。

天気が崩れて気温も下がっている週末で、春分の日に満開まではいかないかもしれませんが、何分咲きになるか楽しみです。

3月に入ってからのガラッと変わったように感じる空気感と、桜をはじめとする植物の生長スピードがリンクしているようにも感じられ、

人間においても「休眠打破」が十分なのか不十分なのかは、春分以降に明らかになってくるのかもしれません。