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鼻呼吸の重要性の再確認。カギとなるのは「一酸化窒素」

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鼻呼吸の重要性の再確認。カギとなるのは「一酸化窒素」

 

先日、自転車で自宅よりやや遠めのATMに行った時のこと。

道中マスクを着けてなかったのですが、若干坂もあったりで久々にまともに自転車をこいだこともあり、息が上がり気味になりまして。

 

これでマスクしてたら、キツかったなぁ~

 

そんな風に思っていたら、鼻呼吸の重要性を再認識する記事を読むことに。

 

口呼吸は、一酸化窒素の産生が行われにくくなり、肺や心臓に負担となる。

 

 

 

一酸化窒素不足は肺気腫の原因にも

琉球大、産業医科大、東北大、鹿児島大の共同研究により、肺気腫の発症に関して一酸化窒素の影響が発見されました。

肺気腫は、本来の肺構造が破壊されて肺に空気がたまり、うまく息を吐けなくなって息切れをきたす病態。慢性気管支炎を伴うことが多く、総称して慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれている。

日本では高齢化のため、COPD患者が増加し続けていて、約10年後には死亡原因の第3位になると予想されている。

COPDの最大原因は喫煙と分かっているが、発症のメカニズムが明らかになっていないため、禁煙や気管支拡張薬などの対症療法にとどまっているのが現状だ。

筒井教授らはCOPD発症メカニズムの研究過程で一酸化窒素が影響していることを予想。一酸化窒素を合成する機能(一酸化窒素産生)を欠損させたマウスで、肺や肺機能にどのような影響が出るか検証した。結果、肺気腫患者に特徴的な病態を確認できたため、一酸化窒素産生障害が肺気腫発症の原因の一つであると明らかにした。

琉球新報

 

鼻呼吸による一酸化窒素産生の重要性

今回の琉球大学等の研究の見識が加わったことで、現状の、

・マスク

・過剰な殺菌

が共に、一直線に子どもたちの将来的な肺疾患の増加につながっていく可能性があることを示していると思います。

また、一酸化窒素は「記憶形成と関係している」と見られているようです。

> 一酸化窒素は神経伝達物質としても働く。一酸化窒素分子は広い範囲に拡散して直接していない周辺の神経細胞にも影響を与える。このメカニズムは記憶形成にも関与すると考えられている。 (Wikipedia

また、一酸化窒素は以下のような治療にも使われます。

> 一酸化窒素を気管内に吸入させることにより、肺動脈の血管平滑筋を弛緩させて、肺高血圧を改善させることができる。新生児の新生児遷延性肺高血圧や、開心術後の心臓の負荷軽減、原発性肺高血圧症の治療などに利用される。 (Wikipedia

> 一酸化窒素は静脈を拡張させ、心臓の前負荷を減少させる薬理作用を持つことから、冠動脈疾患の他にも心不全・高血圧緊急症に用いられる。 (Wikipedia

要するに、結構作用の大きなもののようなんです。

この産生がマスクにより明らかに阻害されていると考えられます。

この長期間のマスク生活は、全世代において、緩慢な自死の時代といえそうですが、特に鼻呼吸システムがまだ十分に整っていない小さな子どもたちへの影響は、取り返すことができないかもしれません。

脳や身体の酸素不足による成長阻害は取り戻せないですし、破壊された肺も取り戻すことはできないはずです。

In Deep

 

一酸化窒素の不足は、肺気腫などのCOPD(慢閉塞性肺疾患)だけでなく心臓などの循環器系疾患の要因の一つということになるようです。

 

しかしながら、マスク着用という口呼吸に偏る日常生活を送っているという現状...。

そして、この約2年もの間、「マスク」+「過剰な消毒」の状況が続いているのは否めないわけで。

 

カラダを守っているつもりが、実は負担をかけて酷使していた(特に肺と心臓)ということに...

 

鼻腔内・副鼻腔内で産生される一酸化窒素

一酸化窒素はシグナル伝達物質として、私たちの生体に必須の分子です。

赤血球と酸素の結びつきにも関連しますし、炎症を抑える効果もあります。喉・気管支・肺の呼吸器系において、ウィルスや細菌感染を防ぐほかに、血圧をコントロールする働きもあります。

一酸化窒素は全身の様々な細胞で作られますが、鼻腔でも産生されます。

鼻で呼吸すれば、私たちの体はこの効果絶大な一酸化窒素を容易に取り込むことができます。

しかし、口呼吸ではどうでしょうか? バイパスしてしまいますね。

最近の研究によれば、一酸化窒素の不足が、高血圧・心不全・動脈硬化・脳卒中などの循環器系疾患の原因のひとつと考えられています。

サラさんの患者さんの多くが睡眠時無呼吸症を訴え、と同時に、上記のような慢性疾患に悩まされています。

口呼吸は従って様々な健康問題の遠因であるにもかかわらず、多くの医療従事者がそのことに気が付いていません。

アマポーラオーソ「一酸化窒素の真実・・・それは鼻呼吸から」

鼻呼吸することで

  • 鼻毛や粘膜によりウィルスやほこりなどをブロックする
  • 吸い込んだ空気を温めて湿らせる

というのは認識していましたが、鼻腔や副鼻腔内の酵素により一酸化窒素を産生し、それが全身の健康に関与していたというのは初めて知りました。

 

私自身、10月初めに久々に身体のメンテナンスに訪れたときも、肺と心臓に影響が出ているのはひしひしと感じておりました。

そして、生命力がそがれるような感覚もありましたし。

 

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自転車でちょっと遠出し、道中坂道を登って息が上がって肺に痛みを感じるのは、久しぶりにちょい乗りではなく自転車をまともにこいで走ったからとか、年のせいだけでではないような気もします。

 

 

11月も半ばとなり、冷え込むようになってきました。

来週あたりには更にぐっと冷え込みそうです。

先週は何日か雨が続きましたが、しばらくは晴天が続き空気も乾燥し、風邪やインフルエンザウィルスたちにとって好条件が整います。

 

私も気が付くと呼吸が浅くなりがちなので、瞑想のときの呼吸を思い出して鼻呼吸をすることに意識を向けたいと思います。

いざ、鼻呼吸!

(この記事を書いている間、鼻呼吸してますよ。)

 

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