「バルバラの枝」なるものを知った本日(12月4日)の朝。
新月だし、庭にサクラの木もあるしということで、やってみることに。
聖バルバラ
聖バルバラは、キリスト教が禁じられていた時代にキリストの信仰に目覚め、非キリスト教徒である父によって拷問され、12月4日に自ら剣によって殉教したと言われます。
十四救難聖人の一人で、発熱や急死から人々を護る。鉱山や火を扱うなど危険な場所で働く人々の守護聖人である。イタリアおよびスペインでは船や砦の弾薬庫での暴発事故を避けるため、聖女バルバラの像をおき、弾薬庫自体を聖人にちなんで「サンタ・バルバラ」と呼んだ。フランスではトンネル工事の際に聖バルバラの像を置く。
拷問を受けていたバルバラが手折った枝から花が咲いたという逸話から、ドイツやフランスのアルザス地方ではサクラやアンズ、リンゴ、レンギョウなどの枝を12月4日の聖バルバラの日に水にさし、クリスマスの頃についた花の数で幸福を占う。この占いのための枝をバルバラの枝という。同様に聖バルバラの日に水に浸した小麦がクリスマスに芽吹いた数によって翌年の豊凶を占うということも行われ、これらの麦はバルバラの麦と呼ばれた。また、ドイツの諺に「白い衣装のバルバラは良き夏の季節を告知する」といい、聖バルバラの日に降る雪は翌年の夏の豊作を示すものと考えられた。
広く民間に崇敬を集めた聖人であるが、カトリック教会では歴史的に実在した証明ができないことを理由として、1969年に聖バルバラを聖人暦から外している。
聖バルバラは、十四救難聖人の一人で「発熱や急死」から人々を護るとのことですが、まさに今現在のコロナ禍において起こっている状態にも当てはまっているような気がして驚きました。
(本来は建築業や鉱山などの火を扱ったりする危険な場所で働く人々の守護聖人なので、危険に陥る原因は違いますが「発熱や急死」という状態は同じかと。)
そして、「バルバラの枝」はサクラだけでなく、アンズなど春に花を咲かせる枝を用いるようです。
庭の寒緋桜でバルバラの枝を
庭に出て、サクラの木の良さそうな枝を探すのに眺めていると、結構、花芽が出ていました。
まだ12月も始まったばかりで年も越してないのに、春への準備は着々と進んでいるようです。
花屋さんには枝もののサクラがまだ寒い時期から出ていたりするし(早くて12月頃から出回る)、咲いてくれるかもと希望を抱いております。
寝室の花と一緒に
枝を切り、1時間程水揚げして寝室の花瓶にユリたちと一緒に生けました。
あまり暖かすぎない場所がよいそうなので。
花芽は10個ぐらいついています。
さて、クリスマスまであと20日ほどですが、この寒緋桜はどうなるのか?観察していきたいと思います~。