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厄をついばむ豊かさの象徴「ふくらすずめ」の来訪と近年のすずめ事情

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厄をついばむ豊かさの象徴「ふくらすずめ」の来訪と近年のすずめ事情

 

何か月前からか、毎日7~8羽ほどのすずめの群れが庭にやってきます。

始めは、茶色いすずめが地面と同化していてわかりにくかったのですが、「何かうごめいている⁉」と思ったらすずめでした。

どうりで、南天の赤い実もいつの間にかスッキリなくなっているわけです。

 

写真を撮ろうにも、わずかな影の動きにも反応して飛び立ってしまうほどの警戒心ですが、丸くて愛らしい姿のすずめの皆さんが、地面に降りて何かをついばんだり、庭の金木犀の木でくつろいだりするのを眺めては癒されております。

 

気配に気づかれないように、離れたところから何とか撮影(4羽写ってます)。↓

 

すずめは、寒い時期には羽毛の中に空気の層をつくりフワフワモコモコのフォルムに。

 

冬仕様の「ふくらすずめ」

 

丸くてふわふわの「ふくらすずめ(福良雀・福来雀)」。

柴犬のダブルコートのように冬仕様の羽毛がちゃんとあるのだと勝手に思い込んでいたのですが、実際は寒い時期になると羽毛に空気の層を自ら作り出して寒さ対策をするというのを初めて知りました。

 

夏仕様のすずめは確かにシュッとしてます。↓

 

冬は、顔回りもフワフワした感じで全体的に丸い感じになるんですね。

 

見た目に癒しを与えてくれる可愛らしい姿ですが、すずめにとっては食べ物も少なくなる冬場に寒さから身を護る術。

すずめが最も餓死してしまう時期はエサが少なくなる冬でもあるということを知り、最近では、米を洗う時に少しとって、たまに庭にまいてあげたりしています。

 

まもなく立春、今年は春の訪れも少し早い予想なので、あともう少しの辛抱です。

 

縁起の良い鳥

すずめは、「厄をついばむ」といわれる鳥で、さむい時季のふくらすずめ(福良雀・福来雀)は、その姿から豊かさの象徴ともされていました。

 

帯結びの形の「ふくらすずめ」は、結婚前の若い女性の着付けの際に「食べ物に飢えることなく豊かな一生をおくれますように」という願いを込めて、お見合いや結納の時に結ばれた帯結びだそうです。

 

 

激減する「すずめ」

近年、野鳥が激減しているといわれますが、すずめもその一員。

1960年代と比較すると、2012年には90%近くも減少していたそうです。

 

確かに子どもの頃は、今よりも頻繁に見かけ、身近だったように思います。

子ども時代、猫に襲われてケガをしたすずめを助けたなんてこともありましたし。

 

激減の理由

  1. 木造家屋や巣材となる枯れ枝などの減少
  2. エサ場(田園)の減少
  3. 少子化

 

昔ながらの木造家屋は少なくなり、巣づくりに必要な枯れ枝なども清掃により減少。

田んぼも住宅地に変わったりと、子供の頃ののどかな風景もいつの間にかなくなっています。

 

そして、人間界と同じくすずめ界も少子化。

昔は4~5羽生まれていた雛が、今は1~2羽となっているようです。

 

(昨秋、かなり遅咲きだった金木犀)

 

すずめの皆さん、金木犀の木に留まったり、中でよくガサガサ動いているようなので、結構お気に入りの場所のようです。

巣を作ってくれても全然問題ないし、むしろウエルカムだなと思っているので、もし巣が出来ていたらそっとしておこうと思います。

 

 

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