菜種梅雨と開花間近の寒緋桜

雨多いな～と感じる今年の春。

いつもだったら既に満開となっている庭の寒緋桜も、ようやく笑いそうになってきました。

それにしても、珍しく雨続きの春分の候ですが、梅雨のごとくこの時期の長雨は「菜種梅雨」というそうです。

「菜種梅雨」とは、３月から４月頃の長雨のこと。「春雨」「催花雨（さいかう）」「春霖（しゅんりん）」とも呼ばれる。

桜は遅れ気味ですが、先日車で通りがかった風景の中に確かに菜の花はすでに咲いており、まさに菜の花が咲くころの長雨です。

春の訪れとともに高気圧が北上して偏るため、南から低気圧が入ってくることにより発生した前線が日本の南側で停滞しやすい状況となり、春の長雨に。

小さな低気圧が次々と発生しやすい時期でもあるので、花曇りとなったりもします。

ただ、今週は雨続きといえど、かなり気温は高めとなるようなので桜はスピーディーに開花していきそうです。

雨で水分をたっぷりと含んだ庭の寒緋桜の蕾。

先日の満月の力も借りてのパワフルに開花しそうな気配です。

それにしても、長雨だったり、先日は春雷が発生していたりと、今年の二十四節期の春分の候は水の様相が強いですね～。



この雨により、4月4日からの二十四節期「清明」の空はいつも以上に澄み渡り、風はさわやかに、そして、生きとしいけるものが清らかで生き生きとしそうです。

ただ、自律神経のバランスを崩しやすい時期でもあるので、ケアをおこたらずご自愛ください～。