後半、関東の方では雪に見舞われたりと、冷え込む日が多かった今年の春のお彼岸も終わり、一気に春の陽光が戻ってきました。
4月1日の次の新月から、旧暦では「弥生」を迎えます。
「弥」は“いや”とも読み、ますます栄えてあまねく満ちるという意味があるそうです。
草木の成長も勢いを増し、夏へと移行する晩春の頃です。
弥生で迎える二十四節気
- 清明(せいめい) 2022年4月5日~19日(旧暦3月5日~19日)
- 穀雨(こくう) 2022年4月20日~5月4日(旧暦3月20日~4月4日)
あらゆるものが清らかで生き生きとする「清明」
花々が咲き乱れ、農耕の始まりを告げるツバメがやってくる頃。
乾燥していた空気が潤い、虹が美しく見えるようになる時期でもあります。
天の恵みが降り注ぐ「穀雨」
植物の成長を促す雨が降る頃。
農作物の苗が成長し、新緑が眩しい季節へとつなぐ雨が降る時期です。
心身のバランスを崩しやすい始まりの季節
自然界においても、新しい生命サイクルが始まる時期でもありますが、人間社会においても新学期や就職、部署の移動や引っ越しなど変化の多い時期となります。
気候も温かくなって過ごしやすくなってきたとはいえ、花冷えなどの肌寒い日があったりと不安定な時期。
知らないうちにストレスを受けていることが多くなる時期です。
さらに、内臓が動き出して代謝が上がるので、気付かないうちにエネルギーを消耗して疲れやすくなったりも。
自律神経が切り替わる時期
夏へと向かう春分が過ぎた晩春は、冬に交感神経優位だったのが、副交感神経優位に切り替わっていく時期でもあります。
(秋は、冬に向けて交換神経優位にきり替わる時期となります。)
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バランスを取りながら徐々に切り替わっていけばよいのですが、気候やストレスなどの外的要因によりバランスが崩れてしまうと、頭痛や倦怠感などの不調を引き起こしてしまうことになります。
自律神経バランスの乱れによる症状
- 倦怠感
- 眠気
- 頭痛
- めまい
- 動悸
- 食欲不振
- 下痢や便秘
など
自律神経のバランスをとる対策
自律神経のバランスを取り、交感神経と副交感神経の間の揺れ幅を出来るだけ小さくすることが健康的に過ごすコツとなります。
規則正しい生活
体内時計のリズムは自律神経にも影響を与えるので、夜更かしをせず、決まった時間に起きて寝る生活リズムを作るようにしましょう。
睡眠時間は人にもよりますが、ショートスリーパーでない限り、7~8時間くらいが望ましいと思います。
不足しがちなミネラル補給を
日本人が不足しがちなミネラルのをサプリメントなどを活用して摂るようにしましょう。
ミネラルは自律神経の働きを整える上でも大変重要な栄養素です。
ミネラルをベースに、必要であればビタミンなどのサプリメントも。
但し、栄養バランスの良い食事をとるのが基本です。
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適度な運動や瞑想
筋トレ、ストレッチ、ウォーキング、リズム感のあるダンスなど、自分に合った運動を。
心身ともにスッキリするタイプの運動を選ぶと良いと思います。
そして、瞑想。(もしくは、何も考えずボーっとしている時間をとる。)
自分に合ったタイプの運動などの対策が分かります↓
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頑張りすぎない
新しい変化の波に対応するのに精いっぱいの生活の中、無理に自分で何か新しいことを始めようとするよりは、ココロとカラダの声に耳を傾けて過ごすことの方が大切です。
まずは、今の自分を整えましょう。
生活空間に花を取り入れるのもおすすめです。
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