地球の再生開始の合図―冥王星順行

太陽系の果てで、ゆっくり静かに存在する冥王星。

10月14日に、約5か月間の逆行を終えて順行へと転じます。

そして、破壊と再生を司るこの星は、地球という生命体の再構築を促します。

冥王星は、2044年1月まで水瓶座に滞在。

逆行している間、私たちはそれぞれの領域で崩壊を体験しました。

古い秩序が解け、限界を迎えた構造が音を立てて崩れゆく過程において、地球の深層では、新しい鼓動が始まっていたのです。

冥王星順行は、地球の再生プログラムが再び動きだす合図。

それは、私たち一人ひとりの意識と共鳴して、惑星レベルでの変容を促していきます。

水瓶座で逆行を終えて順行に戻るということは、地球の意識層が「縦から横へ」と完全に再構成され始めるタイミング。

ヒエラルキーではんかう、共鳴と共有による新しい文明。

それは、人類だけではなく、地球上のすべての生命がつながる光のネットワークです。

動物、植物、鉱物、海、風、人間、テクノロジー。

それらすべてが、一つの意識として呼吸する未来。

水瓶座冥王星は、その地球の青写真を浮き上がらせようとしています。

10月14日からの冥王星の順行は、宇宙の出来事であると同時に、地球そのものの再起動でもあります。

そして、私たちもまた地球の一部。

個人の変化はこの惑星の変化と同調します。

自身にある重荷を手放したとき、地球のエネルギーラインが一つ軽くなる。

呼吸を調えるとき、地球の大気もまた穏やかに循環を取り戻す。

それほどまでに、私たちは地球とともにある存在なのです。


地球の再生は、心の静けさから始まります。