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日本では何となく過ぎてゆく「夏至の日」

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日本では何となく過ぎてゆく「夏至の日」

何だか、妙に気になる2021年の夏至。

(いよいよ明後日です)

旧暦カレンダーを目のつくところに貼ったり、天体のカラダへの影響に意識をが向くようになってきたせいかもしれませんが。

最近、月食満月や日食新月などの天体ショーが続いたというのも気になる要因かもしれません。

 

地球が深呼吸する夏至。

 

夏至 2021年6月21日 12:32

地心黄経90度、日心黄経270度

光が満ちる「夏至」の日。

太陽から8分19秒で到達した光は、地球の北回帰線(北緯23.4度)に降り注ぎ、北半球では北に行くほど昼が長く、北極圏(北緯66.6度)では眠ることのない夜、“白夜”を迎えています。ユーラシア大陸に広大に広がるツンドラ森林地帯では24時間体制で植物たちが光合成し、酸素濃度の上昇とともに、地球全体が深い深呼吸をしているようです。

今、南と北で二極化した、光と影が、片寄り切り、シーソーのバランスがこの瞬間に静かに動いています。

太陽系時空間地図 地球暦

地心黄経・日心黄経

天球の中心を地球とした場合の座標を地心黄道座標、太陽とした場合の座標を日心黄道座標という。

黄経は、太陽の移動方向に沿って大きな値とし、春分点が0度(=360度)、夏至点90度、秋分点が180度、冬至点が270度となる。

 

ツンドラ森林地帯の植物たちが24時間体制で光合成を行い、「地球が深呼吸する」のをイメージすると壮大なスケールですね。

 

 

北半球の各国で祝われる夏至

北欧やヨーロッパでは、祝日にもなっており大々的に祝われることが多い夏至。

日照時間が短い緯度の高い国では、短い夏は貴重なため、休暇を取る人も多いそうです。

この時季は、様々なハーブの収穫時期でもあります。

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ハーブだけでなく、色とりどりの花が咲き乱れる時季でもあるため、北欧やヨーロッパでは花冠をつくって頭にかぶり、夕方になると川に流すそうです。

そうすることで、一年の健康が約束される。

夏至の頃は、植物にもエネルギーが宿るといわれており、そのエネルギーを分けてもらうという感じでしょうか。

 

イギリスのストーンヘンジの夏至祭

 

世界遺産であるイギリスの「ストーンヘンジ」。

謎の多い先史時代からの巨石遺跡群です。

このストーンヘンジの「中心の祭壇石とその他の主な石の直線上に太陽が昇る」という現象を、多くの人が夏至の日に見にやってくるそうです。

ストーンヘンジの中には、太陽や月の運行を示す証拠が発見されているそうで、天体観測のために作られたなどの説もあるようですが、「何のために作られたのか?」という疑問に対しての決め手となる説は現在でもないらしく、神秘的な巨石遺跡群の一つとなっています。

 

日本での夏至

 

日本では、夏至は春分や秋分のように祝日になっておらず、「そういえば、夏至だった。」という感じで過ぎることが多いように思います(冬至も)。

爽やかな晴天が多い北欧やヨーロッパとは異なり、日本はちょうど梅雨の時期なので太陽を感じることが少ないというのもあるかとは思いますが。

私の中でも、この時季は雨によって植物が潤い、息を吹き返してより生命力を増しているようなイメージが強いです。

 

日本ではあまりなじみのない夏至の行事ですが、「二見興玉神社」の夏至祭は有名なようです。

この神社にある「夫婦岩」の間に日の出を拝むことができる夏至の頃に、海に入って身を清めるという行事。

伊勢神宮の正式参拝は、「二見興玉神社」で禊を行ってからというのを聞いたことがありますが、夏至の日は、日本の最高神であり太陽神でもある「天照大御神」のエネルギーが最大になるともいえるのかもしれません。

 

※2021年の二見興玉神社の夏至祭は、神職による祭典斎行のみで、前日の鎮魂行法・夏至祭後の禊は感染症対策にて中止となっています。

 

 

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