牡牛座満月と立冬―「内なる豊かさ」

本日は牡牛座満月。

昨年よりも遅咲きの庭の金木犀が満開を迎えました！↓

note（ノート）

牡牛座満月の日の金木犀の香り｜Ryoko＠terra_note

https://note.com/terra_note/n/ned4343997617

満月とともに、庭の金木犀が満開を迎えました。（今年は大幅に開花が遅れました。） 本日は、立冬直前の牡牛座満月。そして、地球に最も接近するスーパームーン。 すべての惑星を中継して地球にエネルギーを届けるといわれる月の力が際立つ日。 そんな月の光と同じくピークを迎えた金木犀の香りが重なり、地上に場を作る。 金木犀には、高潔さと感謝という花言葉があり、その香りは魂の記憶を呼び覚ます香りといえるのかもしれません。 グラデーションのように日々変化する香りは、まるで、この満月の日の場づくりを行っていたかのよ...

そして、2日後の11月7日は立冬。（立冬より、ギリシャへ行ってきます！）

地球が太陽から受け取った熱を少しずつ手放し、内への循環へと切り替わります。

私たちのカラダもまた、代謝を整え直し、エネルギーを蓄える方向へ。

2025年は、10月・11月・12月の3か月連続スーパームーン。

その中で、最も地球に近づくのが11月5日の牡牛座満月。

牡牛座満月から立冬へ

牡牛座満月：肉体と感覚の見直し

牡牛座は「地」「五感」「物質」「安定」を象徴します。

今年、地球に最接近のスーパームーンとなる満月は、細胞レベルで生命の豊かさを呼び覚ますタイミング。

五感を通して発見してきた「生きる歓び」をより深く、本質的に再発見することを促す満月です。

地球が内なる呼吸へと向かい始める立冬

太陽が蠍座の中央に位置する立冬。

自然界では地上の活動が鎮まり、根や地下水脈が生命エネルギーを蓄える季節に入ります。

牡牛座満月期間の立冬への切り替わりは、まさに対極にある牡牛座と蠍座、「物質と精神」「所有と共有」「外界と内界」の統合を促します。

手放しながら、深くより湧き上がる望みを受け取るという、生命の根源的な循環を思い出すタイミングといえます。

満月と季節のリズム

月の満ち欠けは、潮汐だけでなく、人間の体液循環や睡眠リズムにも影響を与えます。

満月と自律神経の関係

近年の研究では、満月期に副交感神経の働きが弱まり、覚醒度がやや高まる傾向があることが報告されています。

これは、自然界全体が満ちたエネルギーを外向きにを放出する局面にあるため。

なので、満月前後は、入浴や呼吸法などを活用してリラックスを促し、副交感神経を優位にすることがポイントです。

立冬と代謝の変化

立冬以降は、気温の低下に伴い、カラダは熱を逃がさない方向に働きます。

東洋医学では、「腎」の季節とされ、生命エネルギーの源＝精を蓄える期間です。

栄養学的にも、糖質や資質の代謝バランスを整え、体温維持のためにミネラルやタンパク質の摂取が重要になります。

食養生としては、根菜の味噌汁がうってつけです。

大根、ごぼう、レンコン、里芋、人参などがたっぷり入った豚汁などは、特におすすめです。

あとは、これは年中言えることですが、良質な水とミネラル（塩など）。

冬は体内の水も入れ替わりにくく淀みがちなので、適宜、摂取するように心がけましょう。

地球環境と意識の共鳴

スーパームーンは、海流や地磁気、そして植物の水循環にも微細な影響を与えます。

月と地球の相互作用は、単なる天文学的現象ではなく、生命システムの調律装置ともいえます。

そして、私たち人間も、その調律によって生かされています。

冬は地球がリセットする時間。

霜や雪が大地の微生物バランスを整え、春の再生のための土壌を作っています。

満月に照らされた地の豊かさは、新しい再生に向けて見直し、再調整されます。

そして、奥底で眠っていた本来の価値観に基づいて豊かさの概念が変革を迎え、地球の進化と共鳴していきます。