数日前は絶賛見頃となっていた川沿いの桜ですが、
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先日、夕方に川沿いを散歩してみたところ、
だいぶ散って、花筏となっておりました。
そろそろ見納めですね~。
今週のはじめに、ミニベロに乗って桜を見に行ったとき、川沿いに到着した途端にむせ返るような桜の香りを感じたわけですが、本来、山桜系の「匂い桜」と呼ばれるような品種以外はかなり香りは弱いものだそうです。
でもまあ、川沿いは本数も多いし、日当たりもよく気温が高くなるため香りを感じやすかったのかなと。
桜餅やいわゆる桜風味といわれる香りが、温かな空気に乗って私の鼻にやってきました。
家の窓からも桜の香り
このところ、気温が高くなる日中に窓を開けていると、ほのかに桜の香りが漂ってくることも。
家の裏にある神社はとても日当たりが良く、桜の近くに行くと一本の木でもブワーっという感じで香ってくるのですが、この香りがわが家にまで運ばれてきている模様です。ほのかにですが。
ここ数年、「今年の桜の香りは強いな」と、「今年のボジョレーヌーボーの出来は最高」といわれているのと同じかのごとく感じていたのですが、一本の桜の樹の前に立ったときにここまで香ることあったかなと思うので、今年は過去最高の香りの強さかもしれません。
(来年も同じことを言っているかもしれませんが...。)
桜の香り成分
桜の香り成分
- クマリン(桜餅の香り)
- ベンズアルデヒド(アーモンドやあんずの種などの香り)
- アニスアルデヒド(アニスなどに含まれるやわらかく甘みのある香り)
- βーフェニルエチルアルコール(バラなどに含まれる甘いフローラルの香り)
桜の香りのベースというか、真っ先に強く感じるのは桜餅の香りであり、代表成分である「クマリン」の香りです。
その他の代表成分の香りの特徴からしても、花の姿からも連想しやすい、甘くて柔らかい香りですね。
桜餅の香り「クマリン」
クマリンは、多くの植物がもつ成分であり、抗酸化物質であるポリフェノールの一種です。
血行促進作用や抗血液凝固作用などがあり、むくみを予防したり、抗酸化作用により老化防止などにも良いとされます。
あと、抗菌作用もあります。
クマリンは、桜の花よりも葉に多く含まれています。(桜餅の香りは葉っぱの香り)
桜餅は葉っぱをとらずに食べた方が良いのはそのためですね。
美容に良い桜の花の成分
桜の花は、塩漬けにしてお茶として飲んだり、エキスを抽出して食品や化粧品などに入れられたりします。
桜の花に含まれる成分には、老化の原因となるカラダの「糖化」を抑制したり、コラーゲンの産生を促進するといった作用があります。
また、シミの原因となる酵素の活性を阻害する成分なども含まれており、桃の花と同じく、美容にも良いです。
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桜といえば、富士山の神でもある木花咲耶姫(このはなさくやひめ)。
天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の妻となった大変美しい女神で、桜の美しさを象徴しています。
儚げで淡い色合いの花姿や優しくて甘い芳香、そして美容にも良いとされる成分は、木花咲耶姫を彷彿させますね。