世界の樹木の危機と木材消費量の多い日本

獣医師の森井先生のブログで、世界の樹木の危機についての記事が再掲されていました。

ひかたま（光の魂たち）

 

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世界の樹木の危機と私たちができること : ひかたま（光の魂たち）

http://shindenforest.blog.jp/archives/87840012.html

再掲です。世界中の樹木種を網羅したデータベースが、 絶滅の危機に直面している樹木種の保全に取り組んでいる人々のための情報提供として 公開されました。 ここには 現存する60,065種の樹木種が掲載され、 絶滅の危機に直面している9600種につい

アロマを使っていると、買えなくなったり、入手困難になるという状況で絶滅危惧種なんだと知ることもあります。

ちなみに、現在レッドリストに載っているのは、ローズウッド、サンダルウッド、フランキンセンス。（神聖なものばかり）

でも、知らないところでもっと多くの樹々が絶滅の危機にさらされています。

現在、世界には60065種の樹木が存在し、そのうち9600種が絶滅の危機。

世界で最も多くの種類の樹々が棲息するのはアマゾンのあるブラジル。

固有種もダントツであり、棲息する生物種の多様性にも富んでいる地でもあります。

ブラジルやマダカスカルなどの生物多様性に富んだ地での過剰な森林伐採により、樹木だけでなく棲家を追われた動物も絶滅の危機にさらされているものが多くいます。（動物は、密漁だけでなく森林伐採によっても絶滅に追いやられている状況...。）

そういった違法伐採の木材の行方は？

その行き先に日本も入っています。

私たちは、
日常生活で知らないうちに野生植物の恩恵を受け続けながら生活しています。

そして
世界の樹木の過剰伐採に
加担しています。

現在主要木材消費国である各先進国は、

この違法伐採について厳しく対処しはじめています。

ところが、

日本は、

小さな森の豊富な国にもかかわらず

木材消費量がとても多く、

世界第四位の輸入国。

世界中の貴重な樹木を消費しているにも関わらず、

G7先進国の中で、唯一、

違法木材の輸入を禁止する法律を定めていないのです。

違法伐採を容認している唯一の先進国です。

例えば

日本は世界最大の合板輸入国。

その約25%は

マレーシアのサラワク州産です。

サラワク産の全木材製品の

約５割は違法伐採品であることが判明しており

日本では何の手も打つことなく

先住民族が提訴している問題の違法伐採業者から仕入れているのです。

現在

米国、EU諸国、オーストラリアなど木材消費主要国は

すべて

違法伐採木材の取引を厳しく監視しています。

日本だけは

野放しなのです。

なぜでしょう。経済発展のためです。

日本には
3596種も絶滅の危機に瀕した生き物たちがいます。

でも
種の保存法で守られている生き物の数は
たったの
175種。

なぜ？
経済活動に支障がでるから守らないのです。

いまだに本当に大切なものに気づく人は少なく

経済が優先されています。

政治家も、経済活性化ばかりを優先し

国民を誘導しているようにも思えます。

確かに

お金儲けの方が国民受けも良いのでしょう。

この国の本当の財産とは何か

本当の豊かさとは何か。

ですから
野生生物の保護は、
すべての人々が自覚すべき問題だと思います。

自然の恵み、
命の恵みは、
いくら科学が発達しても人には作り出すことは出来ません。

葉っぱ一枚すら、
最先端科学を結集しても作ることが出来ないのです。

わたしたちに出来ることは

自然界あらゆるものに敬意を払い、

出来る限り資源を無駄に使わないこと、

すべての生き物をあらゆる面から大切にすること

です。

http://shindenforest.blog.jp/archives/87840012.html

日本って、各国が禁止しているもの（農薬、食品添加物、医薬品、トランス脂肪酸（マーガリン）など）も許されているわけですが、違法伐採の木材に関しても然り。

そして、日本の木材の消費量の多さは、高度経済成長期に建てられた日本の家の平均寿命が30年といわれていることも原因なんだろうなと。
（家の平均寿命、アメリカは100年でイギリスは140年だそうです。）

最近、町内でも建て替えしている家をちらほらみるのですが、理由は様々といえど、やっぱり日本の家の寿命って短いのかなと思ってしまいます。

今は古民家として残っている昔の家の寿命は100年を超えていたでしょうに。人が住んで、手入れは必要でしょうけども。

以前、「これからの時代は、植物や動物もスピリットとして接することが大切」と聞いたことがありますが、これが“すべての生き物をあらゆる面から大切にすること”につながるのかもしれません。