日中は陽射しが温かく小春日和な日が続いておりますが、明後日より旧暦では神無月となり、季節は冬へ。
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【旧暦】田の神が帰る山々が色づく神無月と肺と腎を補う食養生
10月もあと残すところ1日となり、秋土用も半ばを過ぎました。 11月5日の新月の日より、旧暦では「神無月」を迎えます。 既に冬モードですが、暦でもいよいよ冬です。 収穫も終わりを迎え、山 ...
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11月後半には、ラニーニャ現象により寒気が流れ込んで気温も低下するという予報となっております。
気温が低く乾燥するとうことで、風邪などを引いてしまいやすい時期です。
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ラニーニャ現象により11月後半から冬の寒さ到来。風邪・インフルエンザなどの感染症に注意を!
わが家が寒いというのもあり私的には「もう冬だ」という感覚ですが、11月の半ばごろまでは時期的に高温の状態が続くようです。 そして、11月半ばをすぎるとラニーニャ現象により日本列島に寒気が ...
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要注意センサーが働くこの冬の準備として、体内のグルタチオン量を上げておくというのが一つのポイントとなるようです。
抗酸化物質「グルタチオン」
グルタチオンの働き
- ウィルスや細菌を攻撃
- 抗酸化(フリーラジカルの中和)
- 免疫を高める
- 抗炎症
- ガン細胞の成長を抑制
- 心臓病・糖尿病の予防
病気は、グルタチオン量が低い状態で発症していることが多く、上記の働きからしても、この冬の感染症対策として是非とも体内に蓄えておきたい物質であるといえます。
グルタチオンが浪費されて体内量が減少してしまう要因としては、
- 栄養不足
- 環境中の有害物質に暴露している状態
- タバコ・アルコール
- 感染症
- ストレス
- 痛み止めや抗生物質
などがあり、グルタチオンは様々なものを解毒してくれているというのがうかがえます。
グルタチオンを生成する栄養をしっかりと摂りつつ、毒をあまり入れないようにするというのが、肝心な時に働いてもらうべく、体内のグルタチオン量を下げないようにするポイントですね。
ちなみに、こちらの動画でもタンパク質とビタミンB群の摂取で、肝臓でグルタチオンが生成されて体内の解毒が促進されるとも紹介されていました。↓
グルタチオン生成に重要な栄養素
解毒物質物質として体内のサビをとってくれるグルタチオンを構成する3種類のアミノ酸
- グリシン
- システイン
- グルタミン
のうち、最も重要とされているのがシステイン。
グルタチオンそのもののサプリメントを摂取するよりも、N-アセチルシステインのサプリメントを摂取したほうが体内のグルタチオン量が上昇するそうです。
最近ではN-アセチルシステインのサプリメントも入手困難となってきているようなので、日常の食生活により摂取するしかない状態になってきているようです。
システインを含む食品
硫黄を含むアミノ酸であるシステインは
- ブロッコリーや芽キャベツなどのアブラナ科の野菜
- ニンニクやたまねぎ、ねぎなどのアリウム科の野菜
に含まれています。
ニンニクやねぎは、しょうがと同じくカラダを温める料理には必ずといっていいほど使われる食材でもあるので、是非とも積極的に摂取したいですね。
味噌と合わせるとより相乗効果が得られそうです。
たまねぎには、ポリフェノールの一種で抗酸化作用・抗炎症作用のあるケルセチンも含まれています。
たまねぎ糀などを作って、活用するのもいいですね。
また、たまねぎやネギは、味噌汁の具にもしやすいので毎日の一汁として摂取するのもおすすめです。
良質なたんぱく質と併せて摂取し、カラダにしっかりと栄養補給をして冬に備えましょう。