自然療法との関りの中、ホリスティックに俯瞰することの大切さを日々学んでいるわけですが、そんな中で自分の死生観も変化してきているなと感じる今日この頃。
「魂」というものに意識を向ける中、「古代エジプト」と「アトランティス」という言葉に惹かれて手に取った二冊。
どちらも厚み約4センチ、辞書のごとくずっしりとした重み。
イニシエーション-INITIATION-
夢か、それとも現実か?
大ピラミッドのイニシエーションから、数千年の時を経て、ついに今、果たされる<自己>との完全なる合一!
幼いころから、何故かくり返される夢、ビジョン、まだ見ぬ故郷への憧憬・・・・・・
それは古代エジプトで女性神官として生きた過去生の記憶だった。
時空を超えた壮大な覚醒の物語。
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この本を読むこと自体がイニシエーションの一部です。
エリザベス・ハイチ著「イニシエーション」(ナチュラルスピリット 2015年)帯より
松果体に響く!?
「松果体に響く感覚がある」とおすすめされた本で、早々に引き込まれるであろう期待をして読書をスタート。
松果体
解剖生理学的には、眉間の奥あたりに位置する、松ぼっくりのような形をした脳の内分泌器官。眠りに関与するホルモンである「メラトニン」と幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を分泌する。
スピリチュアル的には、第6チャクラの位置にあることから「第三の目」と呼ばれることも。
200ページまでは読むのに苦労
しかしながら、1/3程読み進めても引き込まれる感はなく、なかなか進まない状況。
私の好奇心に火がつく様子もなく、もはや断念かと思っていた矢先、200ページくらいまで読んだところでエンジンがかかり始めて一気に加速し始めました。
結果的に、全700ページのうち200ページ読むのに1か月ほど要したにも関わらず、残りの500ページは5日間ほどで読了。
20章アーユルヴェーダからエンジンがかかり始め、その後のエジプトの王女としての著者の過去生の記憶の回想からは、砂漠の流砂に飲み込まれるかのごとく引き込まれていくことに。
圧巻の大神官による講義
特に、エジプトの王女がイニシエーションを受ける前準備として、伯父である大神官プタハホテプに受ける“森羅万象”の講義は圧巻でした。
転生しても、著者はこの時のエジプトの王女の記憶と結びつく事象や人と出会っていくのですが、読んでいると、自分の人生を俯瞰して観れる感覚になる時もあり、読後は一仕事終えたような気分になりました。
「この本を読むこと自体がイニシエーションの一部です。」と帯に書かれていたように、イニシエーションを体験したかのような感覚が残る本と言えます。
二つの惑星に生きてー我が一万三千年の転生史ー
圧倒的な読後感!!
あなたの人生を変える書
シャーリー・マクレーンはじめ、多くの人々に影響を与えたスピリチュアル金字塔的作品
レムリア、アトランティスから、霊界、金星、現代の地球を経て、ついに霊的な成就を果たした魂の軌跡。
ファイロス著 フレデリック・S・オリバー筆記「二つの惑星に生きて」(ナチュラルスピリット 2020年)帯より
宇宙規模の転生史
海底深くに沈んだとされる古代都市アトランティス時代の記憶がメインで、終盤は金星や現代を生きた魂の軌跡が記されています。
“一万三千年の転生史”であり、地球だけでなく金星にも及ぶ転生。
まさに、宇宙規模の転生史です。
現代よりも技術が進んでいた!?アトランティスの世界
現代に革新が進んでいる分野の技術が既に使われていたアトランティスの世界。
あっという間に引き込まれていきました。
- 都市と自然が調和した光景
- 反重力を利用した大量輸送
- 音声記録機能付きのタイプライター
- エアコン
- 無線電話
- 3DのVRの絵画や読書装置
- テレビ電話
- 潜水機能もある飛行船
- 空気中の水蒸気を集めて水を生成する装置
- ゼロポイントフィールドエネルギーの利用...
これほどの世界であるアトランティスがどうして滅亡してしまったのか?も記されています。
著者のファイロス曰く、
「今後ますます、アトランティスの技術がより洗練された形で世に出てくる」
とのことです。
今後、
その技術をどのように使っていくのか?
どう生きていくのか?
が地球の未来を担っていることが示唆されていました。
イニシエーションとはまた違った、“圧倒的な読後感”を味わえた一冊でした。
魂の軌跡に思いを馳せる
生きていると、自分の身近な人やペットなどの死と直面することも増えていきます。
そういった経験を経て、「魂」というものを普通に考えて意識できる状態になるという感覚が育ってきているような気がしています。
私の場合、基本的にこういった本は「読んでみるといいよ」と紹介されて読むことが多いのですが、自分の意識の世界を広げるこういった機会を与えてくださる方が身近にいるということに感謝ですね。