つい先日の、ウエサク満月から一週間が経過。
そして、一週間後には新月を迎えて「皐月」が始まり、半ばで「夏至」を迎えます。
旧暦においては、「夏至」は必ず「皐月」で迎えるようです。
皐月で迎える二十四節気
皐月(旧暦五月)で迎える二十四節気
- 夏至 2021年6月21日(旧暦5月12日)
- 小暑 2021年7月7日(旧暦5月28日)
夏至が過ぎ、皐月が終わりに近づくころに「小暑」を迎えます。
このころから、暑さがどんどん盛んになり、「もうすぐ梅雨も明けるのかな~」と思い始めるころです。
通常であれば、水無月に入ると梅雨明けを迎えて、日照り続きの残暑となります。
今年は、梅雨入りが早かったので、是非とも早く明けてほしいところですが...。
本来の「端午の節供」の日
ちまきや柏餅を食べて菖蒲湯に入る日です。
菖蒲湯
菖蒲(ショウブ)の葉や根を入れて沸かしたお風呂。
男の子の健康や出世を祈る日である「端午の節供」。
その7日後くらいに夏至を迎えるわけですが、もしかしたら陽の気がもうすぐピークを迎える(陽の気が最高潮に達する直前)という時季に、「健康や出世を祈る」ことに意味があるのかもしれませんね。
夏至から暑気が増す頃の食養生
夏至のころに旬を迎える食べもの
- オクラ
- みょうが
- 夏みかん
- 鱧
- 鮎 など
●オクラやみょうがには、ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、共通して血をつくるのに欠かせない葉酸を多く含む。
●オクラのネバネバにはムチンとペクチンが含まれ、胃腸を守り、お腹の調子を整えてくれる。
●ビタミンCやクエン酸が豊富な夏みかんは、免疫力をアップさせて疲労回復をサポート。
●鱧は、良質のたんぱく質やビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、カリウムが豊富。
●鮎は、葉酸と共に働いて造血作用を担うビタミンB12が豊富で、抗酸化作用のあるビタミンEも豊富。骨を強くするのに必要な、ビタミンDやカルシウム、マグネシウム、カリウムも多く含まれる。
エネルギーを消耗しやすい暑い夏には、うってつけの食べものばかりですね。
おすすめレシピ:オクラとみょうがの和え物
夏場に、我が家でよく登場する一品。
きざんで薬味として冷奴の上にのせて食べるのもよいですが、和え物にするとそれで一品になり、冷奴やごはんにかけて食べても美味しいです。
レシピ
材料:オクラ、みょうが、梅干し、白だし(めんつゆ or 醤油でもOK)、(下処理用:塩、酢)
- みょうがをきざんで酢水に晒しておく。
- オクラはまな板に並べて塩をまぶして板ずりする。
- オクラの塩を洗い流し、沸騰したお湯で1分程ゆでて冷水にとる。
- オクラをきざむ。
- きざんだオクラとみょうが、種をとった梅干し、白だしと混ぜ合わせて完成。
梅干しと白だしの量はお好みで。
冷奴にのせて食べる場合は、濃いめの味付けがおすすめです。
食欲がないときにも食べやすく、ビタミンやミネラルも摂取できるので夏バテ予防のメニューの一つとして。
夏場は汗で、ミネラルや水溶性ビタミンは失われやすいため、積極的に補給するようにしましょう。
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