明日から、秋の最後の二十四節気である「霜降(そうこう)」に入ります。
このところ、夕方からぐんと冷え込むようになり、パジャマも布団も一気に冬仕様となりました。
わが家では、こたつも出動です。
先週の今頃は日中の気温も30℃近くあり、半袖一枚で過ごしていたのに、洋服も一枚羽織るとかではなく、一気に冬モードです。
霜は降るとされていた
昔は、上空から降ってくるものと思われていた「霜」。
実際は、空気中の水蒸気が氷の結晶となって表面に付着したもの。
上空で凍れば「雪」、地表で凍れば「霜」と呼ばれます。
「霜降」の間の七十二候
- 霜始降 しもはじめてふる 10月23日~27日
- 霎時施 こさめときどきふる 10月28日~11月1日
- 楓蔦黄 もみじつたきばむ 11月2日~6日
子どもの頃は、確かに11月初旬には紅葉シーズンだったような気がしますが、近年の紅葉は11月下旬から12月初旬ですね(関西の場合)。
11月といえば、風も冷たくて冬の感覚だったのを思い出します。
しかし、今年はすでに最低気温が一桁台。
昨年にも増して「秋がなかった」感が強く冬の感覚ではありますね。
柿の葉茶
この時期の旬の食べ物の柿。
柿の実も栄養は豊富ですが、柿の葉は温かいお茶として飲むことができます。
ビタミンCもレモンの20倍といわれる程豊富に含まれています。
(柿の葉茶に含まれるビタミンCは熱にも強いプロビタミンCなので、お茶で飲んでもOKです。)
お風呂にも
柿の葉茶は、飲んだ後の茶葉をお風呂に入れて「柿の葉風呂」にすることもできます。
血流をよくし、炎症を鎮める作用もあります。
生の柿の葉が入手できるのであれば、水洗いした葉っぱを湯舟に入れるという方法もあるようです。
先日の満月の日から、冬への準備期間である秋土用に入っております。
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ついこの間10月に入ったと思っていたら、もう半ば過ぎ。 そして、週明けに向かえる満月の日から秋の土用期間に入ります。 で、土用が終われば立冬。 冬ですよ、冬。 立冬前の18 ...
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柿の葉茶はノンカフェインなので、胃にも優しく、胃に不調が出やすい土用の時期にも。
自律神経の調整作用や免疫増強作用なども持つビタミンCを多く含む柿の葉茶は、冬仕様のカラダ作りをサポートしてくれます。
お茶として飲んだときの風味は、柿の葉の香り(柿の葉寿司の葉っぱの香り)とほんのりとした甘みでしょうか。
ほんのり甘い薄めのほうじ茶とも言えるかもしれません。
カラダを温め、ビタミンCの補給もできる柿の葉茶は、風邪予防や美肌づくりにもおすすめです。