夏至といえば思い出すハーブ、「セントジョーンズワート」。
ドイツでは、うつ病の改善に用いられ、夏至の頃(聖ヨハネの日)に収穫すると最も治癒力が強いといわれているハーブです。
セントジョーンズワートの基本情報
セントジョーンズワート St. Johns wort
【学名】Hypericum perforatum
【和名】西洋オトギリソウ
【科名】オトギリソウ科
【使用部位】開花時の地上部
【主な成分】ジアンスロン類(ヒペリシン、ソイドヒペリシンなど)、タンニン、フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシド)、ハイパーフォリン etc
【作用】抗うつ作用、消炎作用、鎮静作用
以下の医薬品と併用する場合は、注意が必要です。
病院での治療を受けておられる場合は、医師に相談されることをおすすめします。
注意が必要な医薬品
- インジナビル(抗HIV薬)
- ジゴキシン(強心薬)
- シクロスポリン(免疫抑制剤)
- テオフィリン(気管支拡張薬)
- ワルファリン(血液凝固防止薬)
- 経口避妊薬
落ち込んだ時やうつっぽい時に
落ち込みがひどい時やうつっぽい時に、心を鎮めて明るい兆しを与えてくれることから「サンシャインサプリメント」と呼ばれています。
また、近年の研究においては、抑うつ効果が確認されており、季節性感情障害や更年期の抑うつ時にハーブやサプリメントとして活用され、に欧米では人気のあるハーブです。(ハイパーフォリンという成分によるセロトニンを増やす作用がうつに効果的)
適応としては、軽度から中程度のうつやPMS(落ち込みタイプ)、更年期、メランコリーなどに。
外傷にも
止血作用をもつセントジョーンズワートは、チンキや精油の場合は切り傷などの外傷にも有効です。
ハーブティーとして
気分の落ち込んでうつっぽい時などは、ハーブティーとして。
3~4分程度お湯で抽出して飲みます。
また、うつっぽくて眠れないようなときは、カモミールとブレンドして飲むのもおすすめです。
鬱々とした梅雨時期であり、さらに家にこもる事が多い状況で気分が滅入った時に、ハーブティーで一息ついてみるのも良いのではないでしょうか。
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