2023年2回目の牡羊座新月は21世紀3回目の金環皆既日食

今年は、春に閏月がある「春が長い」年のせいなのか、4月20日の新月は二度目の牡羊座新月となるようです。

そしてその日は、金環皆既日食！

金環皆既日食は21世紀に7回、西暦2000年から3000年の1000年の間にも57回しか起きないそうです。

日本では、関東以西の太平洋側の一部地域で部分日食として見ることができる。

21世紀に入って3回目の金環皆既日食

今回、金環日食が観測できるのは、アメリカ、メキシコ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、コロンビア、ブラジル。

日本ではわずかな部分日食となるようです。

今年の金環皆既日食は、21世紀に入って3回目。

最後の7回目は44年後...

人生100年と考えると、その頃まだ生きてますね(笑)

どんな時代になっていることやら...汗

日本の日食予報

主な地点での日食予報

地名	食の始め	食の最大	食分（注2）	面積比（注3）	食の終わり
那覇	13時35分38秒	14時21分15秒	0.150	0.068	15時05分30秒
鹿児島	14時09分22秒	14時29分08秒	0.029	0.006	14時48分49秒
四万十	14時19分50秒	14時32分43秒	0.013	0.002	14時45分42秒
新宮	14時21分11秒	14時36分26秒	0.019	0.003	14時51分42秒
館山	14時30分22秒	14時40分43秒	0.009	0.001	14時51分13秒
小笠原	13時45分05秒	14時40分47秒	0.271	0.162	15時32分54秒

• ^（注2）食分：月によって覆われた太陽の直径の度合い。
• ^（注3）面積比：月によって覆われた太陽の面積の割合。

NAOJ

那覇や小笠原などのかなり南だと太陽が欠けているのが観測できるようですが、鹿児島、四万十、新宮、立山はわかりにくいかもしれませんね～。

ちょうどこの日に、奈良の南部に行くのですが、かろうじて観測可能エリアに入ったとしても新宮でこの欠けだったら、ほとんどわからないかも...。

金環日食になる理由

太陽ー月―地球が一直線上になって起こる皆既月食。

地球から見て、太陽の前を月が通ることで起こる現象です。

金環日食となるのは、月が太陽よりも小さく見える距離にあるためです。

通常の皆既日食の場合は、距離的に太陽を覆い隠してしまうほどの大きさに見える距離にありますが、月が小さく見えた場合は太陽全体が隠れることなく、光る輪のように見えます。

地球の周りを公転している月の軌道は楕円形を描くため、地球から月の距離は一定ではなく、地球から遠い位置での皆既日食となった場合、金環日食となります。

冥王星が水瓶座に入って初めての日食が金環皆既日。

宇宙からどんなエネルギーが流れ込むことになるのでしょうか。

そして、一旦落ち着いたものの、またMクラス（Xクラスの手前）の太陽フレアが発生ているようで...

昨日4月６日６時UT頃、久しぶりのMクラスフレア！　太陽の東の縁近くの3272黒点群で。この一週間太陽活動は小休止状態だったが、これからの一週間太陽活動は活発化しそう。 pic.twitter.com/hA2yYab12y

— 柴田一成 (@cosmic_jet) April 7, 2023

金環皆既月食の日の太陽活動はどんな感じになるんでしょうね～。

太陽の黒点の極大時期も前倒しになってきているらしく、今まさにピークに向かっている時期のようです。

https://t.co/yJwsWTILzT
からニュースが来た。McIntosh博士の最新論文によると、今サイクルの黒点の極大は、以前の予想（2025年）より1年ほど早くなって今年の後半か来年前半、極大黒点数も多くなりそうだという！ pic.twitter.com/5VUEFhb30s

— 柴田一成 (@cosmic_jet) April 13, 2023