新月前日に迎える冬至と「朔旦冬至（さくたんとうじ）」

本日は冬至。

雨は止んで、空が明るくなってきた冬至時刻の30分後ぐらいに、近所の津島神社にお参りに行ってきました。

（拝殿の鐘が外されて早、三年...）

昨年は、満月期間で冬至を迎えましたが、今年は新月の前日なんですね。

惜しい...！

同じ日であれば、朔旦冬至だったのに。

「朔旦冬至（さくたんとうじ）」は、太陽と月の周期の始まりが重なる日で、19年に一度と言われる。

太陽が生まれ変わる日の新月

なぜ２つの周期の始まりが重なる瞬間を朔旦冬至と呼ぶのかというと、冬至が太陽周期の最初にあたるためです。太陽は、中国で古くから二十四節気と呼ばれる周期において周っていると考えられてきました。１年で一番日が短い冬至をスタートとして、大寒、立春などを経て春分、１年でもっとも日照時間の長いタイミングである、冬至の真逆に存在する夏至、そして立秋や秋分、立冬など計２３の節気を経てまた冬至へと戻ってきます。日照時間がもっとも短く、それでいてその日からまた太陽のエネルギーが復活していく節目であるとして、中国のみならず、日本でも古くからめでたい日とされてきました。
月の周期に関しては、もちろん名称が異なります。こちらは完全に月が陰る新月から始まり、十五夜や十六夜、満月などを経てまた新月へと戻っていきます。新月はまったく月の見えない状態であるため、普通に考えると少し寂しい印象を受けるかもしれませんが、冬至と同様で、その日からまた復活を始める節目であるともいい換えられるでしょう。だからこそ、冬至と新月が１９年に１度のタイミングで重なる朔旦冬至は、めでたいとものされているのです。
では、なぜ冬至に「朔旦」という言葉が冠されているのでしょうか。それは、この二文字こそが新月と冬至を表しているためです。「朔」とは新月を表す「朔夜」という言葉の頭一文字です。そして「旦」は、「元旦」という言葉にも使われている通り日の出が表現されています。つまり、朔旦冬至はストレートに新月と冬至が重なる日の表された言葉というわけです。文字の意味から紐解くと、結構シンプルで分かりやすい印象のようにも感じられます。

 

ギフトマナー辞典

冬至は太陽が生まれ変わる日ですから、そのタイミングで新月になるというのはやはり特別な感じはありますね。

19年に一度ですし。

次は2052年!?

前回の朔旦冬至は2014年だったようです。

なので、次は2033年かなと思いきや、なんと2052年だそうです！

２０３３年天保暦の暦法が使用できないという問題が起こる年にあたるようで、朔旦冬至のタイミングを決めることができず、例外的に朔旦冬至が訪れない年なのだそうです...。

（１８４４年制定以来初めて天保暦が機能しないという状況のようです！）

しかし、制定して189年後に暦が機能しなくなるって...汗

2030年頃には大きく世界が変わっていそうではありますが、もしかしたら、暦からもそういうのが読み取れるのかもしれません...。

木星の牡羊座入り

一昨日の12月20日に、木星が牡羊座に入ったようで、これは「新しい世界の広がり」が始まることを意味するようです。

そして、冬至で太陽がリニューアルし、その翌日に新月と続くわけです。

と、思うと何かスゴイ感じがしてくるわけで、2022年の冬至がスゴイと言われるのはそういうことなのかと。

とにかく「新たな始まり」という要素が凝縮されている感はあります。

しかしながら、冬至期間はゆっくりとカラダを休ませる時期であり、「新たな始まり」に焦りを感じて無理やり動かない方がよいかもしれません。

春までの間、先ずはカラダの疲れを癒し、意識をリセットして過ごすことを優先して過ごすのが良いと思います。

腎臓ケアも忘れずに！

今日は比較的寒さがやわらいでますが、明日はまた一気に気温が下がるようです。

しかも、今晩から雪の予報...。

珍しく、このあたりでも積もりそうな気配です。