本日より、秋のお彼岸に入りました。
秋分の日の前後3日となる1週間が秋の彼岸の期間で、今年は敬老の日が秋の彼岸入りの日となりました。
そして、明日は中秋の名月。
8年ぶりに満月となるようです。
浄土に思いを馳せる秋のとき
彼岸は春と秋の年に二回ありますが、
春:「自然を敬い、いきものを慈しむ日」
秋:「祖先を敬い、故人を偲ぶ日」
とされています。
春分点と秋分点、どちらも昼夜の長さが等しくなる時ですが、陽に切り替わる春の陽光と、陰に切り替わる秋の陽光とは真逆に感じられます。
新しく芽吹く命を慈しむ春とは異なり、祖先や故人を偲んで浄土に思いを馳せる秋は、内に向かうエネルギーに切り替わります。
エネルギーの変換点の時に迎える満月
今年の中秋の名月は8年ぶりに満月となり、お彼岸の時季と重なります。
このお彼岸の時季というのは、エネルギーの変換点でもありため、情緒的にも揺れやすいとき。
そして、さらに満月により潜在意識や精神面で揺さぶりをかけられるというのも重なります。
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お彼岸の期間は天気にも恵まれ、中秋の名月は美しく見えそうですが、あまりじっくり眺めずに「月輪観」で、イメージの中でお月見を。
彼岸と此岸の重なり
朝一で、亡き夫の塔婆供養、ご先祖さまと昨秋の彼岸最終日(9月25日)に亡くなった愛犬ねねのお参りに行った本日。
(お寺がペット供養も始めたので、一緒にお参りできます。)
今秋からは故人と故犬を偲ぶ彼岸となりました。
特に、メランコリックになることもなく、「一人と一匹でまったりと寛いでいるんだろうか」とか「散歩でも行ってるんだろうか」と妄想しながら、彼岸と此岸の重なったひとときを過ごす彼岸の入りとなりました。