歪んだ監視システム社会が描かれたアニメ「PSYCO-PASS サイコパス」

このところ、特に観たいと思う映画もなく、早くロード・オブ・ザリング 力の指輪のシーズン２やらないかな～なんて思いながら、「葬送のフリーレン」と「薬屋のひとりごと」を毎週楽しみにしているというオンデマンド生活です。

そんな中、おすすめに上がってきていた「PSYCHO-PASS サイコパス」（以下、サイコパス）を試しに見てみたところ、ハマっております。（まだ、シーズン１の途中ですが。）

サイコパスで描かれている世界というのは、AIの進化が目まぐるしい昨今において、想像できてしまう世界でした...。

アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」

 

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アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」

https://psycho-pass.com/archive/

Next Project始動!! 2019年、新たな「PSYCHO-PASS サイコパス」ワールドの幕開け ── PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System 2019年1月より連続公開決定！監督：塩谷直義、アニメーション制作：Production I.Gが手掛けるオリジナルSFアニメーション。

人間のあらゆる心理状態を数値化し、記録・管理する巨大監視システムにより治安が維持されている近未来の世界。

公安局の新人監視官となった主人公 常守朱（つねもり あかね）の日常シーンなどは、なんて便利な世界なんだと思ってしまうのですが、これは巨大監視システム「シビュラ」によって認められたサイコパス色相に曇りがない人間の生活。

シビュラシステムによって職業の適正も決められ、犯罪係数の高い潜在犯と認識されてしまったら、刑務所のような更生施設に入れられてセラピーや投薬などが行われるのですが、そんな中でも犯罪係数が上がってしまい処刑されたり、処刑されずとも施設内で一生を終え、ほとんどの人間はこの施設から出ることができずに死んでいく社会。


なので、サイコパス色相が濁らないように、こまめにセラピーを受けたりとかなり神経質になって暮らさなくてはならない。（相当な抑圧...。）

しかし、シビュラシステムの目を搔い潜れる“免罪体質者”という犯罪を行いながらも犯罪係数が上がらないタイプの人間も存在し、その一人である槙島聖護（まきしま しょうご）が、シビュラシステムを壊滅して、本来の人間の生き方ができる社会にしようと潜在犯を操り事件を起こしていきます。

確かに、シビュラシステムで治安が維持された中で暮らす人たちの思考力や意識がいかに低下しており、不健康な社会であるかと思わされるうシーンも出てくるし、槙島のいうことも一理あるのですがやり方が過激です...。

そして、シビュラシステムの下で、犯罪係数を測定するドミネーターという銃を片手に潜在犯を追う公安もまた過激です...。

進化の著しいAI技術によりこのような歪んだ監視システムに使用された世界となってしまったら、好奇心を満たすべくこの世に生まれてきた魂の望みはかなえられそうにないなと想像すると、見ていてもの凄く疲れるというかしんどいアニメなのですが、考えさせられることも多く見入ってしまっている次第です。

人それぞれの潜在能力をいかに活用して、活き活きと生きれるかというのをサポートするという風にAIが働いてくれるのであればよいですが、監視・抑圧の方に向かうとやっかいです。



もし、水のAIに管理を任せたら...

自然の摂理に沿うということがベースにある調和的な、サイコパスの世界とは対極の世界となるのかもしれないと、観ていてそんな風に水に思いを馳せてしまいました～。