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そこにある「Be」の幸福に関与するホルモンと同調圧力

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そこにある「Be」の幸福に関与するホルモンと同調圧力

 

最近よく聞く「同調圧力」という言葉。

脳科学者である中野信子さんと作家・演出家である鴻上尚史さんによる「日本人の『脳』がつくる『同調圧力』」という対談を読みました。

どうも日本人は、同調圧力を生み出しやすい脳をもつ国民性のようです。

 

ホルモンそのものではなく、そのレセプター(受容体)などの量が同調圧力に関係していた!

 

幸福に関連する3つのホルモン

  1. セロトニン:心と体が健康であることの幸福
  2. オキシトシン:人とのつながりや愛情を感じることでの幸福
  3. ドーパミン:成功や富、名誉を得たことで感じる幸福

セロトニンとオキシトシンはそこにある「Be」の幸福、ドーパミンは行動することによって得られる「Do」の幸福に関与します。

セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福は減少しにくくある程度持続しますが、ドーパミンは持続せずにすぐに減少しまうため、セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福のしっかりとした基礎の上に、ドーパミン的幸福を積み上げていくのが幸福への近道となります。

 

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重要な基礎部分である「Be」の幸福を担う2つのセロトニンとオキシトシンに関する仕組みが、日本人の「同調圧力」を生み出しやすい国民性に影響しているようです。

 

同調圧力に影響するホルモン作用の仕組み

オキシトシンレセプター

中野 『同調圧力~』では、日本世間学会を立ち上げた九州工業大学名誉教授の佐藤直樹先生と「世間」と「社会」の二項対立でお話しされています。「世間」とは職場や学校、近所の人など、自分と直接かかわりのある人たちのことで、反対語が「社会」である。そして日本では「世間」の人には優しいけれど、「社会」に対しては冷たい。

これは社会学でいう「一般的信頼」の低さの表れなんですね。「一般的信頼」とは、自分が知らない相手をどれだけ信頼するかという尺度で、日本はこれが非常に低いんです。そのカギを握るのがオキシトシンレセプターの数です。

鴻上 それそれ。今日、中野さんに脳と国民性との関係をたっぷり聞こうと思っていた。オキシトシンは幸せを感じると脳内で分泌される「幸せホルモン」と呼ばれるものですよね。ホルモン自体でなくそのレセプターの数が鍵ですか。

中野 そうなんです。細胞の表面には、ホルモンのように細胞外からやってくる物質を選択的に受容するレセプターがあります。オキシトシンを専門に受容するレセプターは、生後6ヵ月~1歳半の頃に生え揃うのですが、その時期における特定の養育者との関係性によって数が決まります。主に母親ですね。

日本のように子どもと養育者の関係が密接であると、オキシトシンレセプターが多くなる傾向にあります。そういう人は、自分と近しく意見がかみ合う他者とは絆で結ばれるけれど、知らない他者には冷たい。つまり「一般的信頼」が低い。

一方、オキシトシンレセプターの少ない人は、他人が何をしていようが別にどうでもいい。みんなと6割ぐらいの関係を築いて、それで満足です。北欧諸国などにこちらのタイプの人が多いです。

文芸春秋デジタル

 

人とのつながりや愛情を感じることやペットと触れ合うことでも分泌されるホルモンであるオキシトシンそのものではなく、そのレセプター(受容体)の数が鍵となるようです。

幼少期の養育者との関係性によってオキシトシンレセプターの数が決まるということですが、確かに日本人は排他的な傾向が強く、欧米の人に比べると知らない他者には冷たいといえるかもしれません。

これが同調圧力につながりやすいということなのでしょうね。

 

一方欧米人は、個人主義である傾向が強く周りを気にすることは確かに少ないです。

 

因みに、オキシトシンレセプターの多い束縛の強い人が、少ない人と付き合うことで束縛が弱まるということもあり、これは内的作業モデルが変わることで「密度がかわる(脳科学的表現)」という現象が起こるようです。

しかし、オキシトシンレセプターの多い人がイニシアチブを握る関係性の場合は、少ない人が多い人に影響されて、内的作業モデルが変わってしまうということになります。

これが、いわゆる同調圧力に負けてしまうという状態なのかもしれません。

(同調圧力に負けると脳内が変化すると言われますし。)

 

セロトニントランスポーター

鴻上 なるほど。一方、中野さんの本には、セロトニントランスポーターというものについては、日本人は世界で一番密度が低いと書かれています。セロトニンというのは脳内にある神経伝達物質で、気持ちを安定させてくれる。セロトニントランスポーターというのも同じ働きをするわけですか。

中野 トランスポーターは運び役で、セロトニントランスポーターとは、分泌されたセロトニンを再度、細胞内に取り込んで分泌させるリサイクルポンプみたいなものなんです。たとえセロトニンの分泌が少なかったとしても、使い回しができるわけです。ですからこの数が多いほど気分が安定し、少なければ不安を感じやすくなります。このそして日本人の約97%が数が少ない。つまり、日本人は不安になりやすい民族なんです。

文芸春秋デジタル

 

セロトニンは、精神を安定させ安眠にも影響するホルモン。

このセロトニンを再度細胞内に取り込んで分泌させる「セロトニントランスポーター」の存在により、より気分が安定するとのことですが、97%の日本人はこのセロトニントランスポーターの数が少ないため、不安になりやすい民族であるらしいです。

 

セロトニンが不足すると、疲れやすくなったり、寝付きがわるくなったり、ストレスの影響も受けやすくなります。

情報があふれて混沌とした状況において、「これをすれば大丈夫」というような安心材料もないまま過ごす日々が続いていることもあり、悪循環に陥ってしまいがち。

そして、このより不安になりやすい現在の社会状況において、より不安が駆り立てられることによって同調圧力がより強まり、バッシングに繋がっているようです。

 

 

心身が健康で安定した状態において、人とつながりを持つことでより幸福への近道となります。

まずは、ベースとなる自分の肉体とココロをを整えることが最優先ですね。

 

セロトニンを増やす方法

  • 太陽の光を浴びる(1日30分程度)
  • トリプトファンを含む食品(大豆やナッツ類、きのこ類、バナナなど)もしくはサプリメントを摂る
  • 腹式呼吸
  • 瞑想
  • ウォーキング

 

 

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