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「月の教科書」に学ぶ本当の月の意識と時代の変化

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「月の教科書」に学ぶ本当の月の意識と時代の変化

 

先日の根底からの変革のエネルギーが凄まじいとされる蠍座新月の少し前に、マドモアゼル愛さんの「月の教科書ー占星術が誤解していた、この星の真相」という本を読み終えました。

生まれた時の月星座に対して、よく知られているのとは違った捉え方が書かれています。

 

私の場合、暦やバイオリズムを見るのに「月」の満ち欠けは気にかけてはいますが、意識的な「月」のことを知りたくこの本を手に取ってみた次第です。

 

「月」が与えるものは見せかけと虚構であり、月星座のもつキーワードが人生に唯一絶対的に欠けているものだった...!?

 

確かに...

昔の人は、月の悪い影響を避けるために、池などの水面に映った月の姿を鑑賞していたという話もありますしね。

 

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太陽になりたい月

太陽が命の星であるのなら、その反対の月は死の星となります。

太陽が実体の星であるのなら、その反対の月は幻想と幻影の星となります。

太陽がエネルギーの星であるなら、その反対の月はエネルギーを奪う星となります。

大昔の言い伝えに不老不死の神話や物語がありますが、人間も本来は太陽のエネルギーで生きるなら、不老不死に近い存在のはずです。ですが地球では、月によってエネルギーを奪われるため、私たちは短い生涯になっているのです。

月は2万年以上前には、地球の近くにはありませんでした。そのため、地球は重力も今の6分の1。それはユートピアであり、人の寿命も何千歳もあったとの言い伝えがあります。

もしかしたら、月の影響を知り、そこにとらわれなくなるなら、私たちも再び寿命が延びるようになるのではないかと思われます。

「月の教科書」より

 

月は太陽の光を反射することで輝き、その光はイミテーションであり、月の持つ能力は基本的に模倣。

月の意識は、0~7歳までの保護なくしては生きられない、母親の影響を色濃く受けた年齢域に形成されたイメージであり、集団や社会に飲み込まれて生きるように誘います。

自己実現には太陽意識(本物の自分の個性)を持って生きることが必要で、月に与えられた自我や個性で生きると仮の人生を歩むことになるとのことです。

前向きで積極的かつ、元気に日々を過ごして生きている場合は月の影響は受けませんが、ちょっと疲れてきたりすると、子ども時代に形成したイメージに里帰りしたくなるときもあるわけで。

その里帰りも、1泊する程度であれば休息にはなりますが、何泊もする状態となると月の意識に引き込まれてしまうようです。

 

因みに、物事をスタートさせたりするのに良いとされる新月の日は、“月にエネルギーを奪われずにすむ日”という解釈になります。

新月の日に作製した化粧水は、ものすごくよいものが出来たというエピソードも書かれていました。

 

月の光を反転させる

因みに...私の場合、月星座がしし座になるのですが、「個を輝かせて成功する」というイメージを持って生きると失敗するそうで...。

 

では、月星座の衝動が出てしまった時はどうするのか?

昔の人が水面に映して観月したように、自分の月星座のエネルギーを反転させるとよいそうです。

月星座しし座の場合は、反転させると水瓶座に。

具体的には、しし座は「自分」が主体ですが、みずがめ座は「我々」とか「私たち」とか、「この社会」とか、「みんなで」が主語になる話し方をします。

そこで話すときの主語を、みずがめ座的なものに変えて話すのです。

そうすると、いかに自分が自分のことだけをみんなに話そうとしていたかがわかります。

「月の教科書」より

 

月しし座の場合、できない自分にこだわるのがつまらないことであるということが分かれば、闇に吸い込まれることはなくなるとのことでした。

 

月の役目

月は本来、集合意識に通じる道を与えてくれる役目の星であり、「自分」ではないけれど、月を通して全体に働きかけたり訴えかけたりできる力をもつもの。

生命の樹においても、中央の下から二つ目のイェソドが月に当たり、潜在意識を意味します。

そして、あらゆる天体からのエネルギーがを経由する場所に位置し、エネルギーを変換して地球(マルクト)に届けます。

7歳までに形成された月の意識は、社会的な発達や意識の拡大を成しえない子ども意識であり、幻想で抱かせるものであったとしても、純粋性が残されており、その純粋性が大衆や集合意識を動かす力となります。

月は自分のために使う星ではなく、集合体として命をいきていくために使う星。

 

月の時代から太陽の時代へ

現在の大きな時代変化は、幻想を現実と思う物質全能時代である「月の時代」から、本質と時代が合致した正真正銘の目覚めた「太陽の時代」への移行期のようです。

うわべだけを繕い、嘘が横行する時代は終焉を迎えようとしているとマドモアゼル愛さんはいいます。

 

昨年より加速している仮想空間世界を構築する技術は、一見、月の幻想を反映しているようにも思えたりもしますが、物質全能時代から本質と時代が合致する時代への移行期なんだなと感じらせられたりもします。

今まで当たり前だと思っていたことや常識が覆されることが、これからますます起こってくるんでしょうね。

 

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今の時代は、「心の時代」から「魂の時代」に入ったとも言われます。

「魂の時代」は精神的豊かさを求める時代であり、まさに「太陽の時代」。

 

まだまだ混沌とした状況下であり、満遍なく太陽の光に照らされる時代をイメージしながら静観している時間がもう少し必要かもしれませんが、ここ何年かの間にパラダイムシフトが起こり、ガラッと価値観が変わった世界がお目見えするのかもしれませんね。

 

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