神話からの「自己統合」の解釈

日本の神話との共通した内容が多く見受けられるギリシャ神話。

そんな二つの神話をメインに、自己統合を分かりやすく説明してくれている小梅小町さんの動画。↓

「呪いを解く」とは、分離から統合、調和の状態に向かわせること。

今まで、何度が小梅小町さんの動画の記事を書いてきましたが、今回はさらに面白く深い内容でした。

動画では、日本はかつて暗号文化であり、世界の神々の暗号が日本の言葉に混ざっているという話から始まり、いくつかのギリシャ神話のエピソードなども解説されていました。

パンドラの箱って、本来は箱ではなく「甕」であり、甕というのは繁栄の智慧を象徴しているそうです。

パンドラは、ギリシャ神話のプロメテウスの火のエピソードで登場します。

プロメテウスが人間に火を与えたことで怒ったゼウスが、ヘーパイストスに大地の泥からパンドラを創らせ、アテナ（男性を拒む頑なな心）、アフロディーテ（浮気）、ヘルメス（悪知恵）のエネルギーを入れます。

この三神のエネルギーというのは、生み育てる創造性の智慧（性の智慧）を変換させたもので、パンドラを人間に分離という禍をもたらすための存在とするためでした。

そして、決して開けてはいけないという「甕」を持たせます。

甕を携えたパンドラは、ゼウスの贈り物としてプロメテウスの留守中に訪れてそこにいた弟のエピメテウスと結婚。

その後に甕を空けてしまい禍が飛び出し、人間たちは戦争を起こします。

甕の底に残ったのが希望（男性と女性が争わずに統合する希望）。

とんでもない創造性を生み出すことができるという希望、統合へ向かうという希望のみが甕に残されていました。

この冒頭部分の話を踏まえ、呪術解除（＝統合）の話へと入っていきます。

“呪われた状態＝分離した状態”という解釈はとても分かりやすく、呪いを受けて体調を崩すなどのケースは統合して調和している身体が分離することで不調を来すという解説はなるほどなという感じでした。

最後は、ギリシャ神話のエロスとプシュケーの話で締めくくられていますが、こちらは統合までのプロセスとなっています。

そして、終わりの方で占星学的観点からのアプローチでの解説も少しあり、広い視野での自己統合の解釈がとても興味深い動画でした。

時代のターニングポイントである今、自分で自分呪いを解くことの重要性を感じた次第です。

詳しくは、是非動画をご覧ください～。