中秋も過ぎ、あと一週間後には晩秋に。
旧暦では、10月6日の新月に「長月」を迎えます。
夏の名残が一気に消え失せるように、空気はひんやり度と乾燥度を更に増し、裸足で過ごしていた足にも靴下が必要になってきました。
空気が澄み、夜空を見上げたくなる季節の到来です。
長月で迎える二十四節気
- 寒露 2021年10月8日~22日(旧暦9月3日~17日)
- 霜降 2021年10月23日~11月6日(旧暦9月18日~10月2日)
露が冷たくなる頃「寒露」
朝晩の冷え込みがきつくなり、露も冷たく感じられる頃です。
冷え込みがきつくなる分、空気が澄んで綺麗な月を楽しむことができます。
晩秋の少し欠けた十三夜の月は「栗名月」と呼ばれます。
栗名月:10月18日(旧暦9月13日)
そして、2021年10月14日は旧暦9月9日にあたり、「重陽の節句」です。
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日本酒に菊の花びらを浮かべて、月夜を楽しむのもおつですね。
秋の深まりを感じる「霜降」
露が霜に変わる「霜降」は、秋の最後の二十四節気となります。
冬の訪れを肌に感じる頃。
秋味
秋味とは、産卵のために河を上る「秋鮭」のこと。
産地としては、北海道が有名です。
産卵のために遡上してくる鮭ですから、オスは精巣が大きく、メスは卵巣にイクラがたくさん詰まっている栄養豊富な状態。
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンD
- アスタキサンチン
なども豊富に含まれています。
体内から肌ケア
空気が冷たく乾燥が強まってくる時期は、呼吸器と同時に肌にも影響が出やすいです。
鮭の赤い色素成分であるアスタキサンチンには抗酸化作用があり、美肌作りに役立ちます。
秋鮭と言えば味噌風味の「ちゃんちゃん焼き」。
鮭と一緒に野菜もたくさん食べることができ、相乗効果で肌の新陳代謝もアップします。
栄養価の高い「栗」
実は、「種」だった栗。
とても栄養価の高い秋の味覚です。
栗の栄養素
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンC
- カリウム
- 亜鉛
- タンニン
- タンパク質
- 食物繊維
免疫機能にも重要な栄養素であるビタミンCや亜鉛も含まれています。
(栗のビタミンCは、デンプンに覆われているので加熱しても壊れにくい状態です。)
代謝に必要なビタミンB群も含まれているため、疲労回復の効果もあります。
また、ポリフェノールの一種であるタンニンの抗酸化作用は、皮膚を保護してくれます。
旬の秋の味覚を楽しみ、冬に備えたカラダづくりを!
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