陸の王者「植物」が創り出すこの地球上の世界

youtubeを開いたら、“植物たちには「おしゃべり」をする能力が！？”というNHKスペシャルの動画が出てきました。

（youtubeだと見れます↓）

植物たちはネットワークでつながっているかの如くコミュニケーションを取るというのは聞いたことがありますが、そのことが科学的にも解明されてきているようです。

植物たちは、放出する物質や地下で菌糸によってつながりコミュニケーションをとっていた！

植物の静かなる反撃

植物は、葉っぱをかじられた部分を修復するために、グルタミン酸を分泌。

そして、葉っぱの細胞がそれを受け取り、カルシウムイオンが発生し、それが植物のカラダ全体に信号を送るというシステムになっています。

さらに、その信号が贈られた先では毒物が生成され、食べた虫が不調をきたすように反撃。

植物は虫や草食動物のエサになるのを甘んじて受けているわけではなかったんですね～。

防御の遺伝子

虫や動物に食べられてしまった一部の木の周りの植物はあまり食べられていないという現象。

虫に食べられた植物は防御反応を示すわけですが、その植物から放出された物質により虫に食べられていないその近くの植物の防御の遺伝子が働きだすということが分かったようです。

そして、虫や鳥を呼び寄せることで身を守るという手段も。

ハムシに卵をうみつけられたニレの木は、ハムシの天敵である蜂を呼び寄せる。

マツハバチの幼虫に葉を食べられているアカマツは、その幼虫が好物であるシジュウカラを呼び寄せる。

といった、虫や鳥との連携プレーでも身を守っています。

土壌の菌との連携

植物は、土の中にある窒素やリンなどの栄養素を菌によって与えてもらっています。

そのお返しとして、植物は光合成で得た栄養分を菌に与えています。

そういえば、この連携プレーの際に生じるプロトン（H+）と電子（e-)で発電もできてしまうんですよね～。

土中の菌糸は数十メートルにまで伸びるそうで、それによって森じゅうの樹々とコミュニケーションをとっているんだそうです！

植物たちの利他

美学者 東京工業大学教授の伊藤亜紗さんは、こちらのどうがで「＃超進化論は『もれる利他』だ！」と言っています。

（youtube で視れます↓）

「与えるというより漏れ出ている利他」。

これを聞いて真っ先に思い浮かんだのが「シャンパンタワーの法則」。

植物（動物も）はそれぞれの生き方を全うしているだけで、周りを助けることになっているという状況が自然界では繰り広げられています。

植物や動物に学ぶことは、ホント多いですね～。