旧暦での師走もあと残すところ一週間となりました。
今は年の瀬第二弾といったところですかね。
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【旧暦】四時が果てる「師走」と寒仕込みの味噌
クリスマス過ぎから底冷えする寒さとなり、真冬感がより深まってきております。 2021年も残りあと3日となり、新年は目前となりました。 本日28日は、玄関にしめ縄&床の間に正月飾りで、新し ...
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四季が一巡し、また新しい春がやってきます。
今年は、2月1日の新月に「睦月」を迎えます。
睦月で迎える二十四節気
- 立春 2022年2月4日~18日(旧暦1月4日~18日)
- 雨水 2022年2月19日~3月4日(旧暦1月19日~2月2日)
一年の始まり「立春」
季節の節目の行事の起点である立春の日。
梅の花が咲き始め、歩いているとどこからともなく蝋梅の香りが漂ってくる時期です。
農耕を始める「雨水」
天の水が雪から雨に変わり、雪解けの時季。
凍った大地が緩んで潤い、農耕を始める目安となる時期です。
睦月の名前由来
睦月の「睦」の字は、聖なる場所を準備して神霊を迎えること。
転じて人々がそのために行き交い、睦み合うことを意味する。
この世のご縁、命の繋がり、和する心を確認する「結び」の月。和暦日日是好日
「睦月」は、新しい一年の始まりの月らしい神聖な意味があったのですね。
2022年の春は「春野暖遊」
春野暖遊(シュンヤダンユウ)
<暖かく野遊び嬉しい春>
少し早めの春入り。暖かく、野遊びが嬉しい春。ただし大雪注意。
(一社)南太平洋協会 旧暦カレンダー
先週は3月上旬の頃くらいの気候の日があったり、春の兆しが散りばめられ始めているように感じる今日この頃。
(とは、言うもののまだまだ寒いですが...。)
少し早めの春入りは嬉しい限りです。
しかし、こういう感じの時は、いきなりドカ雪が降ったりするもので、最近地球の激動ぶりからしても気象的には注意は必要かもしれません。
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「激動の地球」非常に強力なエネルギーが地球への到達と火山の噴火
1月15日のトンガ海底火山の噴火は、噴煙高度は約52,000フィート(約16,000メートル)で世界中に津波をもたらすほどの規模。 ニフティニューストンガの海底火山の噴火を ...
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「肝」「腎」の連携をスムーズにする食養生
春に力強く芽吹くための生命力を蓄える「腎」、そして春に活性化する「肝」。
「腎」の機能が低下すれば、「肝」に負担がかかります。
季節の変わり目でもあるこの時季は、腎と肝にねぎらいを。
ほうれん草
主な栄養素
- βカロテン
- 鉄
- ビタミンC
ビタミンやミネラルをバランスよく含み、緑黄色野菜の中でも特に栄養価が高いほうれん草。
造血作用や血行促進作用などがあります。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を保護する働きがあるので、風邪などをひきやすい季節の変わり目には重要な栄養素です。
そして血を造るために必要なミネラル鉄。
冬に旬を迎えるほうれん草のビタミンCは、夏場の3倍にもなると言われます。
抗酸化作用があり美容には欠かせないビタミンCは、鉄の吸収力もアップさせてくれます。
しじみ
主な栄養素
- オルニチン
- ビタミンB1、B2、E
- 鉄、亜鉛、カルシウム
オルニチンやビタミンB1、B2が、肝機能を高めたり肝細胞の再生を促進してくれます。(「しじみが肝臓に良い」と言われる理由)
また、血や骨(鉄とカルシウム)となったり免疫力を高めたりする(亜鉛)ミネラルも豊富です。
抗酸化作用のあるビタミンEには、老化予防や血行促進する作用があります。
八朔
主な栄養素
- クエン酸
- ビタミンB1、B2、C、E、ナイアシン、パントテン酸、葉酸
- カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン
- βカロテン
- ナリンギン(ポリフェノール)
温州みかんが終わりを迎える頃に旬を迎える八朔。
酸味と苦味のバランスの良い柑橘です。
酸味であるクエン酸は、肝臓の脂質代謝を高めたり、体内の老廃物を解毒分解して排出するので疲労回復効果があります。
苦味成分であるナリンギンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、免疫力をアップさせてくれます。
肝臓をサポートするべく、苦味も美味しくいただきましょう~。