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たんぱく源となる食材の薬膳的観点の性質と効果

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たんぱく源となる食材の薬膳的観点の性質と効果

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同梱されていた「健康通信」に、“薬膳から見た食材の性質と五味の効果”(主に肉魚類)が記載されていましたので、記録を兼ねてご紹介します。

 

薬膳では、食材は五つの性質と味に分類される。

 

五性と五味

五味

熱性:体を温め、内臓を活発に働かせる

温性:体を元気にし、巡りを良くする

平性:温めも冷やしもしない

涼性:穏やかに冷やす 利尿・清熱・解毒

寒性:水分を補い炎症を鎮め、熱を排出する

 

五味

辛味:肺の働きを助け、気血を巡らせる

苦味:心の働きを助け、イライラを抑える

甘味:脾の働きをたすけ、痛みや緊張の緩和

鹹味:腎の働きを助け、便秘や腫物を改善

酸味:肝の働きを助け、ストレスを解消

 

難しい漢字の「鹹味」は、わかりやすくいうと「旨味」という感じでしょうか。

 

肉類の五性・五味

食材 五性 五味 臓器 特徴
鶏肉 脾 胃 胃腸を温めて気を補う 病後の回復に
豚肉 甘 鹹 脾 胃 腎 気と潤いを与える 肌や粘膜も潤す
牛肉 脾 胃 気を補い、免疫力向上 疲労回復や体力アップ
鴨肉 甘 鹹 肺 脾 胃 腎 むくみや便秘 胃腸を潤す
羊肉 脾 胃 冷え性によい 体を温める作用が抜群
鶏卵 肝 心 脾 肺 腎 血を増やして潤いを与え 肺を潤し、咳によい

 

ざっとみると、鴨肉だけが体を冷やす性質を持っているようです。(頻繫に食べる肉ではないですが)

牛肉、豚肉、卵は平性なので体に熱がこもっていても、冷えている場合でも食べてOKということになります。

アミノ酸バランスのいい牛肉は熱性っぽい感じでしたが、ニュートラルなんですね。

鶏肉は、冬になると水炊きとかのイメージなので、温めるというのはしっくりきます。

羊肉は、体を温める作用が抜群とのことですが、だから北海道はジンギスカン鍋?と思ったりも。

 

これから寒くなる季節ですが、体を温めるには鶏肉か羊肉が良さそうですね。

 

魚介類の五性・五味

食材 五性 五味 臓器 特徴
サンマ 脾 胃 腎 血流を促す 肩こり 体を元気にする
イワシ 甘 鹹 血の滞りをなくし脾胃を助け、老化防止
アジ 胃腸を温め疲労改善 脳を元気にする
ブリ 酸 甘 肝 心 脾 脂質が多く潤う 補血、体を温める
マグロ 肝 脾 気と血を補う 疲労回復に
カツオ 腎 脾 強い補血作用を持つ EPA/EHAが豊富
サケ 脾 胃 気と血を補う 疲れた体に良い
タイ 脾 胃 腎 貧血や食欲不振に 体力不足に
タラ 肝 腎 脾 気と血を補う 疲れた時に
イカ 肝 腎 血を補う 肝腎の機能を改善
タコ 甘 鹹 肝 心 脾 肺 腎 体の内から元気にする 血や気を補い、美肌に
カニ 肝 腎 熱や炎症を抑えて血行促進、疲労回復
エビ 甘 鹹 肝 腎 胃 胃の機能を高め、冷えの改善
カキ 甘 鹹 肝 脾 胃 肝に作用し血を増やす 疲労回復、精神安定作用
ホタテ 甘 鹹 肝 脾 腎 眼精疲労 老化予防 味覚異常 肝機能回復
シジミ 甘 鹹 肝 腎 肝機能回復 精神安定作用
アサリ 甘 鹹 肝 腎 脾 胃 滋養食に良い 腎を養い、疲れをとる
海藻 肝 腎 胃 高血圧の予防 水分と熱を排出

 

魚介類は、カニ・シジミ・アサリは寒性で、たんぱく源ではないですが海藻が涼性。

ざっと見た感じでは、温性のものが多く血を補ったり血流を良くしてくれるものが多い感じです。

タラは平性ですが、気と血を補い、疲れた時によいそうなので、みぞれ鍋に入れたりして食べると体も温まるしいいですね。

 

日々の食事のたんぱく源としての食材を選ぶ際の参考に。

 

 

 

 

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