塩水療法「塩と水とがん」

母が旅立った翌日に届いた本。

母の在宅療法を行う中で、見識を深めておこうと注文したのですが、間に合わず...。

しかし、読んでみて買ってよかったなと。

細胞にとっての必要なものの優先順位は、①酸素　②水　③塩。

がん細胞に酸素を届けることが重要であるというのは、以前に読んだ神戸でクリニックをされている中村先生の著書「奇跡の有機ゲルマニウム」にも書かれていました。

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「塩と水とがん」は、その酸素や栄養などを届ける“水”、そして細胞と水を入れ替えるのに必要な“塩”について書かれていました。

ちなみに、こちらの「塩と水とがん」は、ユージェル・アイデミール氏の前著「なぜ《塩と水》だけであらゆる病気が癒え、若返るのか!?」を基に、がんに関して主に書かれた本です。

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水の巡りと細胞内の水との入れ替えがベースにあってこそ、栄養や薬草などの薬効成分も利いてくるし、老廃物の排出もスムーズになるというシンプルな理論が、改めて腑に落ちる一冊でした。

●水と塩が細胞のエネルギーを作り出す

　もう少し細かく見ていきましょう。この過程をよく理解できれば、生物の栄養摂取の結果生じるさまざまな病気やその因果関係についても理解が容易になります。なぜなら現代医療いおいて慢性疾患とされているすべての病気は、栄養摂取との因果関係があるからです。

　細胞が物質を取り込むうえで従っているルールに目を向けてみましょう。細胞にとっての必要度合いに応じてフィルターがかけられます。この観点から優先順位を考えると、①酸素②水③塩となります。酸素呼吸をする生物にとって、酸素は不可欠なので酸素の透過は自由に行われます。制限はありません。

　酸素の次に大切な物質は水と塩です。水が必要以上に入れば細胞膜が破裂してしまい、細胞は死んでしまいます。このバランスを保たせるのが塩です。ルールとしては、

①水と塩は細胞膜上にある水・塩イオンと共に浸透し、水や塩単体では細胞内に入ることはできません。
②ここで大事な役割を果たしているのが、ナトリウムイオンです。
③水と塩は、一緒に細胞膜に入る際にエネルギーを生み出します。

　この簡単な仕組みを理解すれば、とても難解に思える疑問にも答えがすぐに出てきます。

例えば、

●なぜ食べすぎが良くないか
●なぜ薬は病気の治療をせず、症状を抑え込むだけなのか
●なぜ植物から作られている漢方は水と一緒に飲むことで効くのか
●なぜ水と塩を重視しないダイエット法は間違いなのか

　他にも色々な疑問の答えが見つかるでしょう。生命の最大の神秘である細胞の動きが解明できたからです。例えば、発がん性物質が入り込んで細胞に遺伝子異常をもたらすという仮説が間違いだと分かるでしょう。発がん性物質が細胞に入り込むことなどできないのですから。

　どうしてもこの理論を固持すると言うのなら、発がん性物質とはどのようなもので、いかにして細胞の中に入り込むのかを説明する義務があります。

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注意点は精製塩ではなく、ミネラルが豊富に含まれた天然塩を使用すること。

私も、1Lほど岩塩を溶かした塩水を最近飲むようにしています。（2～3リットルはなかなか飲めませんが...汗）

これから夏本番となり、水分とミネラル補給がますます必要となってくる季節です。

これからますます免疫がちゃんと機能する巡りのよいカラダにしておくのは重要ですので、簡単に始められる方法ですし、試してみられてはいかがでしょうか。