11月23日の勤労感謝の日、映画「すずめの戸締り」を見に行ってきました~。
まずはじめに、水面や光、空、風に揺れる植物など...見惚れるほどに映像が美しいです。
物語の始まりの舞台は九州。
そこから愛媛、神戸、東京、東北へと慌ただしく旅をしていくロードムービー。
各地で「後ろ戸」が開き、それを締めるために移動していくのですが、ホントにテンポが早くて息をつくひまもない感じで過ぎていくので、2時間あっという間の映画でした。
(ひょんなことから、着の身着のままで旅に出ることになるのですが、財布代わりのスマホがあれば何とかなるというのが、今風だなと思ったりも。)
主人公のすずめは、ダイジンという猫を追いかけて“戸締り”に向かった先々でさまざまな人々と出会い、助けられます。
そして、出会った人たちの平和な日常と廃墟の後ろ戸から現れるミミズとなった人間の負の感情を感じていくにつれ、すずめ自身が置き去りにしてしまっていた負の感情と向き合っていきます。
「死ぬことは怖くない」といったり、「私が要石になる」といったり、強いというか意外と肚が座っている印象を受けたすずめでしたが、それは深い闇と共に存在した強い意志だったのかなと...。
あと、後ろ戸を守っている要石である二匹の猫ダイジンとサダイジン、そして閉じ師という日本を守るための裏方の仕事をしてくれている存在への、労いや感謝の気持ちが湧いてくる映画でもありました。
個人的には、もうちょっとダイジンを労うようなシーンがあってもよかったかな。
天の川のように光り輝く空があり、すべての時間が同時に存在する場所「常世の国」。
クライマックスでは、すずめが幼少期に育った東北の「後ろ戸」から、「常世の国」に入っていき、そこで過去・現在・未来がつながれます。
すずめが入ってすぐの「常世の国」の光景は、焼け野原で巨大なミミズが荒ぶる世界でしたが、草太の祈りにより光り輝く野山や町の風景に変わります。
「常世の国」が平和となれば、その「うつし世」である現実世界も平和となる。
そんなメッセージが込められているように感じました。
「すずめの戸締り」は、被災者にツイッターで注意喚起されるほど東日本大震災の描写があるわけですが、映画の完成報告会見で新海誠監督ははその思いを明かされていたようです。
新海誠監督『すずめの戸締まり』東日本大震災の描写への思い「今描かなければ…」
映画監督の新海誠が25日、都内で行われた新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)完成報告会見に登壇した。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめこと岩戸鈴芽の解放と成長を描く本作。公式ツイッターではすでに地震描写および、実際のものとは異なるものの「緊急地震速報を受信した際の警報音」などが登場することが注意喚起されているが、会見では、東日本大震災についても正面から描いていることに質問がおよび、新海監督は「ひとつには、今描かなければ遅くなってしまうという気持ちがありました」と説明した。
「うちの娘は2010年生まれ。彼女と話をしても震災の記憶はない。気づけば僕の観客の多くが10代で、共通言語の震災が薄くなっていって。でも、今であればまだ同じ気持ちを共有できるかもしれない、という焦りの気持ち。今なのではないか。と」と思いを明かした。
また、「2011年の3月に僕自身は東京にいたのですが、3月末に桜が咲いたことに驚いた。こんなときにも人間とは関係なく、桜は咲くんだ、どこまでも冷徹で冷酷で僕らに無関心なのに美しい。同じようにコロナ禍の桜にも感じました。こんな状況でも我々に自然は無関心。その冷徹さと鋭利な美しさをなにか映画wで、エンターテインメントとしての形で映画にできないか、と、あの頃からあった。こういう形なのではないか、と作った映画が『すずめの戸締まり』。ただ、エンターテインメントとしてそれを語りたい、たくさん笑ってほしいという映画でもあります」と作品に込めたメッセージを明かした。
「すずめの戸締り」は、自然の冷徹さと鋭利な美しさ、過去・現在・未来の統合が絶妙に織りなされた映画でした。
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